6月8日(土)はっはっは、歯は動物の要です。

 薄い高層雲とぷかぷか漂う中層雲の二重構成な白っぽい晴れ。17.4℃~28.2℃、34%。5000歩。真夏日に近づいた夏日。南東風やや強し。

 

 歯と咀嚼力、嚥下力とは:

 歯が動物にとってとても大切だっちゅうことは言うを待ちません。サメなんかはベルトコンベアーで新しい歯を次々と誕生させて咀嚼力を維持してまふ。一方、哺乳類はものすっごく硬くて百年経っても擦り減らないエナメル質で歯の表面を覆うことで、一生同じ歯を使ってまふ。

 すかす、このエナメル質も酸には弱くって、酸がある環境では融けてしまうんすよ。それで人間には虫歯ができてしまうんすね。ザンネン でも人間以外の哺乳類には虫歯がでけないと。何故なんだ?

 こりは人間が農業を始めた頃からと思われまふ。食料の安定供給には成功したが、炭水化物の柔らかい食べ物ばっかし食べてたら、口腔内細菌叢が変化してミュータンス菌つうのが増えてしまい、これが口腔内を酸性化してしもたんだすぅ。ついでに歯周病菌なんかも出てきて、ケアしないと歯が無くなってしまいまふぅ。

 だが、なんでも例外つうのはあるもんで、口腔内の菌叢が生まれつきすんばらすい人が稀にいて、そんな人は歯磨きも何にもしなくても、まるで野生動物のように虫歯一本できまへん♪

 だから炭水化物を始めとした柔らかい食べ物ばっかし食べてる人類は、口腔のケアは必須なんすね。理想的には毎食後にさっと磨いて、寝る前にみっちり磨くとええでしょう。毎食後はぐちゅぐちゅだけでいいかもしれない。歯がなくてなんのおのれが人生か、なんて句が無かったかな?

 最後に俳人の歯にまつわる句をどぞー。

「すくふより 早や歯にひびく 泉かな」(芭蕉):冷たい泉をすくって飲んだら虫歯にしみた。

「なけなしの 歯をゆるがしぬ 秋の風」(一茶):残り少ない歯を秋の風がゆるがす切なさよ。

「かくれ家や 歯のない口で 福は内」(一茶):山奥の陋屋で歯のぬけた口で福は内とは。タハハ