10月3日(火)水始涸。臥待月。生物と細菌の共生とは。

 薄い雲に覆われた薄晴れ、夕方から雲出る。17.9℃~27.3℃、35%。6800歩。夏日だが湿度低く過ごしやすい気候。ウホウホ

 

 環境が先か生物が先か?

 こりもニワトリと卵のようにどちらが先かの議論がありまふ。生物群が環境を作り、また環境が生物群を作る、というところがあるからです。こりは特に細菌や微生物などで顕著です。

 人体にはあらゆるところに細菌が住んでいて、人体との相互影響下にありまふ。例えば60兆個の細胞に対して100兆以上の細菌が共生しているとゆわれまふ。しかもこれらの細菌がいないと人類も生きて行けまへんのだすぅ。

 腸内には特に多いですが口腔や鼻腔、皮膚の上にもたくさん細菌が住んでまふ。これらは一種類ではなくたくさんの種類が細菌叢を作っておりまふ。人体への影響上、善玉/悪玉に分類されますが、元より細菌自体には善悪は無く、あくまで中立です。

 悪玉とされるものを退治しようとして抗生物質を飲んだり、薬で消毒しようとすると、細菌叢のバランスが崩れて体調が悪化したりしまふよ。でも、悪玉が増えるとお腹を毀したり、虫歯になったり、歯周病になったり、皮膚病になったりします。

 細菌をすべて頃すと、それまで大人しくしていたカビが蔓延ったりもしまふ。だから細菌叢は菌の生態系とゆわれるほど大切なんですぅ。一つを頃すと影響がどこに出るのか予想が付かないからだすぅ。

 それで良い菌が増えるようにバランスを取ることが推奨されまふ。こりは善玉菌が住みやすいように食物繊維を多くとったり、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を取ったり、運動や睡眠で免疫系を活性化したりと、イロエロな方策が考えれまふ。

 こりらは良い細菌を多く摂取するというよりも、良い細菌が暮らしやすい環境を整えるということです。環境さえ良ければ細菌は2倍2倍であっという間に指数関数的に増えれるからです。

 こりは人体に限らずあらゆる生物に共通しておりまふ。ある細菌に適した環境を作ることによってその細菌を呼び込み共生することが出来ます。アンコウのひらひらんは発光微生物が住んでいますが、幼魚の時に波間に漂っている時はいません。大きくなって深海にすむようになるとひらひらの中にどこからか発光細菌が入り込んで2倍2倍で増えるんだす。

 このように2倍2倍が細菌の増え方なので、環境が先か細菌が先かの議論になるんすね。そこんとこヨロピコ♪