6月27日(木)無と空の違いは大きいど。

 薄曇り&薄晴れ、夕方から本曇り。23.4℃~29.8℃、53%。4700歩。南東風やや強し。熱帯夜と真夏日にやや届かず、でも蒸し暑い。

 

 言語と思考とは:

 バイリンガルの子供の頭の中はとてもおもすろいですぅ。幼児の時に親の関係で米国に移り住んだ子供がある日遊びから帰ってきて、「公園にはno-oneがいたよ」と表現する。これが日本語なら「公園には誰もいなかった」となるでしょ?no-oneとは誰だっ!無の人かな?

 中国語でも変なのがありまふ。為無為(無為を為す)、事無事(無事を事とす)、味無味(無味を味わう)なんてのも日本語にはない表現ですね。動詞で否定するよりも、名詞自体で否定するからノーワンが居たなんて表現になりまふ。

 すべて世はことも無し(all's right with the world)と、すべて世にことは無し(all's nothing in the world)の違いもおもすろい♪後者は「世界のすべてに無が在った」なんて言へるのかな?

 ソクラテスが言ったと伝えられてる有名な言明、「無知の知」もこのような表現の一種だすぅ。こりは自分が如何に無知(何も知らない)かを知っていることだす。それで世界を知りたい!知りたい!と熱望するところの「知を愛す(philo:愛、sophia:知)、フィロソフィ」といういわゆる哲学が発祥したんだすぅ。・・・こりは愛知県には関係しませんが、上智大学と少しは関係するんかな?

 この複雑な世界をすべて知った気になって、「もうすべてを知り尽くした!」なんていう増上慢はまさにはっきし申し上げて、「無恥の痴」と言ってもエエでしょう。人間すべからく驕ってしもたら、そこで成長は止まるでせう。なぬ、成長なんかしたくないですとっ!・・・ま、それはそれで永遠に子供のままですから、ある意味でしやわせと言へるのかな?タハハ