4月18日(木)民主主義は古くて新すい。

 薄曇り後本曇り、夜に入って少雨。21.4℃~15.5℃、52%。黄砂で遠方春霞。だんだんさぶくなってきた。

 

 民意とは:時には自虐的なものもあり得まふ。

 民意とはナンダ?直訳すれば民(たみ)の意志かな?でも民つうのは集合名詞だから個別には特定でけまへん。

 つうことで、民意をはかる方法論が問題だすぅ。顔が見える範囲の時は比較的民意つうのは見えやすかった。アテナイでのデモクラシーの頃ですね。すかす、集団が巨大化してくると民意も抽象的概念にならざるを得ませんでした。

 それで民意をはかるイロエロな方法が考えられたが、どれも完全なものではあーりまへん。方法によって全く違った民意が現れるからです。投票方法にしてからが、瓦(かわらけ)に書いた昔から、現今の電子投票まで。また選出方法もイイ人選ぶのから、イヤナ人を落とすのまで、一人を選ぶのから集団を選ぶのまで、アルゴリズムもイロエロあってそれこそ千差万別なんすね。

 だから民意つうのは、その時その場での仮初めの民意であって、民意を絶対視して神様扱いしてはいけまへん。こりが多数決絶対主義者が陥りやすい弊害です。時折の世論調査なども参考にしながら、もっと柔軟に世論をはかるべきです。

 最近のKYODOによる世論調査によれば、裏金事件の解明不十分:93.3%、岸田首相も処分されるべきだ:78.4%、企業献金の禁止:54.4%、内閣は即時退陣:62.1%、などなどが示されました。政策を電子投票で決めればこれらの民意はあっという間に実現されまふ。

 だがすかす、民意つうのはポピュリズムにも通じるので、あまりに敏感に政策に反映させると振動が発生して不安定になるのは工学の示すところ。多少バッファーを噛ませて民意が安定する期間を置かないとダメなんすね。

 現今の政策立案過程で、余りにも民意から乖離した政策が強行されるのは、やはし問題だから、最先端のディジタル技術を活用して、バランスのとれた民意の反映法を検討すべきでしょう。これこそ民主主義の最優先事項だと思いませんか?なぬ!まず役所からスキャナーとファックスを無くせですと。日本のディジタル化は日暮れて道遠しかな?ジャンジャン