12月27日(月)麋角解(びかくげす)。人は見たいものしか見えないのか?

 白い雲ぷかぷかの晴れ。-2.2℃~8.1℃、18%。9100歩。寒波二日目。乾燥注意報!

喉がイガイガ。年末になると、東京タワーもカラフルでとても綺麗になりますぅ♪

 植え込みの陰に霜柱はけーん!霜柱なんてとても久しぶりです。サクサクと踏んでみた♪北陸や西国は大雪!今日は仕事納めが多いですぅ。

 

 勉強シリーズ:現象学的感慨とは現象学的還元のことだす。

 オノマトペに関連して人の聴覚は外部からの音波を受信するだけではなくして、あらかじめ刷り込まれた文化的な思い込みにより聞こえ方が左右されるという現象を説明した。こりは聴覚だけではなくして、視覚などあらゆる感覚入力に共通の性質なんすね。現に解剖学者@養老孟司先生の研究では、脳内処理では感覚入力は7%しか使われず、ほとんどの情報は脳内からフィードバックされてるとかいってますただ。(注:

12月2日(水)橘始黄、かんきつ類が色づき始める頃。内外の懸案が迫ってまいりました。 - tamamusi’s diary

 つうことで客観的な外部入力さえ思い込み(先入感?)により左右されるのが人間なんすね。それらをできる限り阻却してあるがままの世界を虚心に把握しようというのが現象学の目的なんすが、そもそもこれが完璧に出来たらそれはもうヒトではなくして神になってしまいます。その限界を認識したうえで尚且つそれを試みようという無謀な行為を現象学っていうんだすぅ。そこんとこよろぴく。

 もともとこの世界の全てを把握しようなんて原理的に無理なんすから、ほどほどの範囲で現象学的方法論を適用しても、それはそれで役に立ちます。これには人間の判断をいったん停止(エポケー?)して、現れ出てくる現象を虚心坦懐に記述することが必要になります。これには長年の訓練が必要になりますが、熟練の医者や看護師はみなこの方法で思い込みを排除してるんすね。

 いちばんいけないのは、自分は全てを把握している、すべてをに正確に認識できるんだっちゅう思い込みであり、まずこの思い込みをエポケーする必要があります。そうするとこの世界の見え方もだんだん変わってくるかもしれませんね。いやこれは人にもよりますから必ずできるとは限りませんが、失敗しながら次第に上手くなっていくのが人間です。興味のある諸君は勉強してみるよろし♪どもども。この項、おりにふれ再掲するかも。