9月7日(火)白露(白い露が宿る頃)。虫の音に触発されて。

 曇りときどき晴れ。16.8℃~24.4℃、56%。もうちょいで夏日。9月に入ってからずーっと夏日未満が続きますぅ。晴れ間が3時間以上も久しぶりの洗濯日和。

 

 波とは:

 この世界のすべては波と言ってもエエでしょう。超弦理論なんてのもあるしね。特に生物は波を利用しています。光波とか音波とか。それぞれ視覚、聴覚に対応します。かだらで振動を感じるのもあるしね。特に音波はたいていの生物が利用してます。

 蝙蝠の超音波とか渡り鳥の電磁波も波です。象やクジラは超低周波音で遠距離通信します。生殖には音波を使う生物が多いです。小鳥の歌声やカエルの歌、虫の鳴き声もオスがメスにアピールするものです。ヒトもカラオケで歌ってメスにアピールするとか。

 昆虫で良く鳴くのはコオロギ、キリギリスなどのバッタ目です。ミミズが鳴くと言われてる地中から響く鳴き声はオケラですね。地中の穴を共鳴室として使います。セミの声も大きいですが、これはお腹の空洞を共鳴室として使います。音源は発音膜を発音筋で震わせて音を出します。

 セミは鳴き声だけで種類を特定できます。夏に一番うるさいのがクマゼミアブラゼミかな?ニイニイゼミやミンミンゼミも定番です。面白いのがツクツクボウシで名前のように鳴きます。でもちょっとあわてんぼさんと言う感じですね。風情があるのはヒグラシゼミです。晩夏の林でカナカナカナカナ~♪と鳴いていると物悲しくなります。

 日本人は岩に染み入るくらいに静けさの形容につかう蝉の声も、西欧人が聞くと騒音に聞こえるかも?そもそも彼らは鈴虫の音色を楽しむという風情もないしね。「うるさい日本のわたし」を書いた哲学者のギドウさんも、夏になるとウィーンに逃げ出すのは蝉の所為かな?わだすもパリやロンドンでは一度も蝉の声を聴きませんでした。人間の感性も環境に影響されるのは、当たり前といえば当たり前ですね。

 1/f音波のせせらぎの音や風の音もいいですが、虫の音ほど快いものはありません。つうのも日本で生まれ育った環境のなせる業♪春はカエルの大合唱、夏は蝉の競演、秋は草葉の虫の声、と日本は自然の音源に満ち溢れているんだすぅ。ルンルン♪