8月15日(日)月遅れ盆。終戦記念日。人間はもっと謙虚であるべき。

 終日雨ときに強し。18.4℃~19.4℃、99%。20度に至らず。涼しい。セミの鳴き声少なし。

 76年前の今日は暑い暑い夏だった。今また命を粗末にして国威を発揚する機運持ちあがる。パンデミック下のオリンピック。

 

 自然を弄ると大変なことになりますよ:

 イケキヨの日記を読んでたらおもすろい例が書いてあった。アラル海カザフスタンウズベキスタンにまたがる世界4位の大きな湖だったが今では1/10の大きさになってしまったという。1960年代は日本の東北地方と同じ大きさだったが、流れ込む川を綿花の灌漑用に使ってからだんだん干上がって行ったという。一時は年間5万トンもの漁獲があった漁業も壊滅し、おまけに綿花栽培も干上がった土地からの塩害によって収量が低減し、乾燥した土地は砂煙を巻き上げているという。

 目先の利益に目がくらんで、自然改変に手を付けると大きなしっぺ返しを受けるという例である。森林を切り崩してソーラーパネルを敷き詰めるなんてのも同じような臭いがしますねィ。触るモノがすべて金に変わる能力を得ても、食料まで金に変わり飢え死にしてしまうようなもんかな?短期的な利益を志向すると大きな利益を失う例は結構普遍的ですから、諸君も注意のことよ。

 

 ラストメッセージ

 という特攻に行って10度帰還した飛行兵のドキュメンタリーをやっていた。何度でも出撃して敵を攻撃した方が国の為になるという正論を否定されて、10回も特攻を命令される。それでも敢闘した結果最後は戦地に取り残されて捕虜になり生き残った。それを命令し最後は自分も死ぬと言っていた上司は、いち早く戦地を脱出し終戦を迎えたと言ふ。こういう例は多いですよね。インパールとか。勇ましいこという奴は、結局腑抜けということか?これも人間世界の不条理の一つです。タハハノハ