6月23日(水)コロナは人類の天敵なのか?

 もくもく雲の曇り、一時通り雨、夕方晴れ間。25.6℃~20.6℃、61%。湿度高し。

 

 人道主義は正義か?

 昨日の雑談会にて提起されたイッシューの一つが生態系のバランス問題であった。例えばオオカミは家畜を襲うから悪だとして駆除してしまうと、鹿が増えすぎて森が荒れてしまい鹿も絶滅してしまうとか。人間の価値観で善悪を判断して、それを自然に適用すると、大自然のバランスが崩れて大きな影響を与えると言ふ。記憶を掘り起こせば、中国の大躍進政策で、コメを食べるスズメは悪だとして駆除したら、コメを食べる虫が大発生して飢饉に陥り大勢が亡くなったとか。一見良さそうな机上の理屈で突進すると、大変なことになりまふよ~!

 そして右めの彼が言うには、人道主義にて困っている子供に食料支援をすると、また子供が増えて永遠に問題が解決しないのではなかろーか?と。でも、人情としてはアフリカの飢えた子供は助けたい。目の前の困っている子供を助けるか、回り回って過酷な状況が続く連鎖を断ち切るか、議論が紛糾した。やはし目の前の子供たちを支援するべきだが、社会システムの改善も同時に支援すべし、というところに落ち着いたが、極めて難しい問題である。

 元々地球の環境問題や資源枯渇問題、気候変動なども人類が増えすぎたことが原因であるから、本来なら天敵がバランスを回復すべきである。ヒトは天敵を全て倒してしまったから、自分たちの知恵でこれを克服しなければならない。でも、単純な善悪志向で問題に当たっている限り解決には程遠いです。敢えて善悪の価値観から離れた冷徹な目が必要なのかもしれませんねぇ。んじゃAIに任せるのかぇ?そっちの方がもっと危なそーですが。何しろ今のAIは過去の膨大なデータだけに根差してマスカラねィ。こういうのは自然派宗教の出番かもしれません。自然と共生しつつ技術の保存も図る伊勢の遷宮みたいなのは先人の知恵を形にしたものです。

 ま、早急に結論は出ませんが、語り続けることが大切なのかも。ジャン