7月7日(木)七夕、小暑(本格的な暑さが始まる日)

 梅雨の夏晴れ。22℃〜37℃、64%。猛暑もうしょ、もうしょっしょ。。

 三宅洋平くんの音楽演説会があると聞いて、有楽町に進出す。組織票が議会を、日本を、悪化させているという論調で、これはこれで自分の立場を有利に強調しているとは思います。が、生活が苦しくなった中間層や貧困層がなんで富裕層の代表を応援しているのか?という議論にはピケティくらいの説得力あり。・・・イチロー似のきりっとした面魂には、既存の政治家にはない新鮮さを感じました。



 市場民主主義とは:

 古代ギリシャで発祥した民主主義は、たかだか数万から10万の自由民により構成された小規模社会の統治方式でした。現代日本でいえば区よりも小さな規模ですぅ。政治参加者が東京マラソン出走者くらいの規模ですから顔が見える範囲といっても良いでしょう。その後、ローマの共和制を経てカエサル後の帝政に移行したのがローマ帝国が拡大した時期です。この頃は共和制自体も機能しなくなっていたんですぅ。(塩野七海より)

 しかして近代に復活した民主主義は、印刷や通信などの技術発達で再び人々の距離を縮めた頃から始まりました。代議員制なども交えて、一応上手く機能しているように見えましたが、平行して大衆煽動の技術も発達してナチスなどという鬼っ子を生みました。そして現代は、大量生産大量消費社会の幕開けと共に、マーケティング技術が格段の進歩を遂げ、大衆のこころはマーケターの思うように操れるようになりました。これが古代、近代の民主主義を変貌させ、現在のマーケティング・デモクラシーを加速させている要因ではないのかと、斯様に愚考するわけでやんすよ。

 即ち、あまり(政治のことばっかし)考えてない大衆を、如何に導くかのマーケティングに、選挙の結果が掛かっているんだす。せこい世耕さんを始め、この辺の人材が豊富なジミンが現今の選挙で優勢な所以ですぅ。ま、マスコミも世論誘導には大きく関わっておりまして、以前のジミン下野時には「政権交代」の逆風が吹いていましたが、タハハハ・・・それに懲りてメディアへの締め付けに力を入れてるのが現政権。そして世論誘導のイロエロな仕組みにも取り組み、今までのところかな〜り戦果を上げていると言って良いでしょう。

 NHKを始め大手メディアのトップの篭絡から、中小メディアには訴訟の脅しをかけ、ネット対策ではサポーターズクラブなどを組織し、万端怠りなし。人事権と官房機密費を使ってやりたい放題の乱暴狼藉には各員萎縮する他なーし!数を頼んで数多の悪法を作りて、人権や自由に制限を掛け、お国の為、富裕層の為、大企業の為にならん者はケイマン諸島に島送り!アハハハハ

 つうくらいに、全ての判断とその実行手段は市場主義一色に染められてしもうたんすよ。これを市場民主主義と言わずして何と言うんじゃい!

 でも、人々の気を集めるのが民主主義だとしたら、これがホンマモンのミンス主義かも知れんですねぇ?しかしてその手段とは、マネー、マスメディア、マーケティングの3M+E(エデュケーション)つうことで、どれもこれも現政権が血眼になって推進していることでは御座らんか?どもども。