9月25日(土)寝待月。つらつらおもんみるに。

 ほとんど曇りがち。21.1℃~24.5℃、64%。8700歩。気温急降下!ウォーキングの季節なり。けふは午前と午後の2回歩きましただ。ホムホム

 

 家系主義とは:

 社会的な仮想遺伝子のことをミームと言うらしいんだけど、これがしぶとくて中々変わりません。歴史的に染みついた慣習と言うのは、制度だけ変えてもすぐには変わらず、元に戻ってしまうことが多いです。家系主義というのもその一種かな?

 幕末、咸臨丸でアメリカに渡った者が目にしたものは、大統領は世襲されないという事実でした。大統領の親も子供もたいていは大統領ではありません。帰国後、勝海舟は老中に「世襲で無能力者が要職につくということが全くないことに感銘した」とか報告して顰蹙を買ったとか。同乗していた福沢諭吉も、世襲の無いアメリカに感銘を受け、「天は人の上に人を作らず」などと述懐した。

 また明治の国体は欧州の立憲君主国をひな形に創られたが、欧州のほとんどが君主を排して共和制に移行しても日本の国体だけは慣性で残っていると。これは家(いえ)制度とうまくマッチした結果と言えようか?

 とは言え日本の体制はお上の事だけではなくして、戦後解体された家族主義の残骸が再び議場に戻ってきますたよっと。与党議員の上層部は世襲の2代目、3代目で占められ、ぽっと出の志ある議員は身分が低いとして中々世に出られまへんのや。これ偏に地盤カバン看板の弊害にて、志の高さより出自、お金、著名度が優先される似非民主主義の弊害なり!

 とか、ジミンのコップの中の嵐を垣間見て、感慨しましただ。ど、どもどもども。

 

 ガースーさんなんかは、そんな政界の鬼っ子ですが、そーゆー人は世襲の出自に対抗して警察検察政府を作っちゃうんですね。この辺もけっこう普遍性がありそうですぅ。ザンネン