11月12日(火)地始凍(ちはじめてこほる)

 薄曇りのち極めて雲の多い晴れ。8℃〜12℃と気温下がり寒さ身に染む。しかし二十四節気七十二候って何処を基準地点にしてるんでしょうね?多分京都だな。その後江戸基準になったのかもしれまへんが。




 自然の猛威とどう共存するのか:

 台風30号の猛威は凄まじいものがあったです。風速105mってどんだけ〜!フィリピンのCOP19会議サノ代表が涙の演説。COPで意義ある合意が得られるまで自発的断食に入るんだと。どー思う?ぼくはこのビデオを見て号泣しちゃったし、ぼく自身かれの考えとかなり近いところにいるんだけど、感情的に訴えるのはどーかと思います。この問題はもっと冷静に客観的に科学的に分析すべきものです。なぜなら反対方向にもかなりのリスクを伴うからです。エネルギーやお金をバカにする人がおりますが、それが適正に供給されなければ、どれだけの餓死者が発生しているのかって視点も必要でがんす。何事も一方向の議論は(特に感情的になると)災厄を起しやすいと思いますです。

 とは言え温室効果ガスの濃度急上昇によって温暖化が進むのは科学的な事実であるし、それにフィードバックを掛けるべき熱帯雨林が急速に減少しているのも確かなんすから、自然の回復力(限界点)を越える前に対策を取るのは必須だと、こう思案するわけです。とは言え近年増々短期的な視野に陥っている産官に加え庶民さえも、「後は野となれ山となれ」との先を考えない思考は金権主義の影響か?嗚呼!

 日本人は地震雷火事おやじ等の天災(いや火事おやじは火山颱風にしておこう)に見舞われそれに晒され続けた為、ある種の前向きな諦念を抱き、運命を甘受しつつもそれと折り合う自然観を形成するに至った。これは稀有なことと言えませう。他の諸国民は災厄の原因を社会制度や経済システムなどの他の要因に求め、それを糾弾してきました。どっちかっつうと後者の方が変革の原動力になり易いと思いますか?
しかしなが〜い目で眺めれば実は前者の方が自然に自然に馴染むんですね。そこんとこよろすく。ん?





 映画鑑賞:清州会議

 突如思い立って帰りに映画館に立ち寄る。三谷幸喜の「清州会議」。歴史がはじめて会議で決まったっ!ってなコピーですが、歴史の殆んどは会議で決まってるんでやんすよ。会議こそ闘いの場、会議こそ戦場!なんてなのは「半沢直樹」を見るまでもなく社会人の常識。それでも歴史オタクである三谷さんの映画はおもすろかったれすぅ。高校の頃から戦国武将の絵コンテを描いてたってくらいですから、人物描写がツボを突いてまふ。何はともあれ、一流のエンタとしてとても楽しめますた♪ああ、歴史って色んな見方があるもんだなぁ〜!
  






 中島京子原作「小さいおうち」が映画になるんだって。どんなに狭いところでもイイ!自分の「居場所」の物語り。本を読んで泣けたから映画も見てみようと思いました(マル)