3月1日(金)居心地のイイ文化は、文明に飲み込まれて消え去ると

 概ね曇り。8℃〜17℃。春一番に乗って大量の花粉が飛来す。フガフガ


 19世紀初頭、文化・文政の頃、江戸幕府は衰退の兆しを見せ始めたが町人文化は隆盛を迎えつつありました。俳諧狂歌、川柳をはじめ洒落本、滑稽本、談義本、人情本、読本、草双紙などの戯作の出版、儒学国学蘭学の興隆、浮世絵を始めとした諸絵画、歌舞伎、狂言、能などの芸能、地歌箏曲長唄、小唄などの音楽、私塾・寺子屋・藩校などの教育機関などなどあるゆる文化が花開きますただ。そうそう烏亭 焉馬(うていえんば)などの江戸落語も隆盛ですただ。このしとは大工の棟梁で立川流の祖。 
 と書いたのは文化と文明の違いを明らかにしたかったからどすぅ。「文明とは誰でも参加できる普遍性があり合理的なもので、例えば機械文明とか漢字文明などグローバルなものです。反して文化は特定の集団において通用する特殊なもので方言や作法などのローカリティが溢れたものだすぅ(by司馬遼太郎)。」ま、グローバルと言っても階層はありまふから、漢字圏と言っても地球規模ではローカルかも。でも中華と辺縁国といふ構図は確かにありましたよね。日本で言へば中央と地方という階層かな?260もあった江戸時代の幕藩体制下では各お国文化も花開きましたが、明治以来の中央集権で全て同じになってしまいますただ。方言も教育とTVで崩壊、各地の食もコンビニで崩壊、自然も農薬で崩壊、特色ある集落も箱もので崩壊、今やどこを切っても金太郎飴のような味気なさ。ってTPPを初めとするグローバル化の風潮にちょと反抗してみた。利便を取るか風情を取るかっつうたら、明治維新のように古いものを毀す方が大半の賛同を得られるんでせうねぇ。ホゲホゲ