2月22日(金)ラプラスの決定論よりか、ゆらぎによる世界創世の方が性にあいます

 引き続き雲の多い冬晴れ。2℃〜8℃。午後は南寄りの風。今日はニャンニャンニャンコの日。ではワンコの日は1月11日と11月1日、どちらでせうかっ?
 ちょっつ松戸方面に行ってきた。松戸・柏は放射能の特異的に高い地帯。風と雨の偶然なのでしょうねぇ。



 ゆらぎというのは生命現象の本質ではありますが、宇宙の成り立ちの本質でもありまふ。ビッグ・バンの量子ゆらぎが現在の宇宙を作っていると。極大も極小も10億(10の9乗)のステップで概観でけるっていひます。身の丈1m〜2mの10億倍が人類が初めて到達した天体月の軌道半径、その10億倍が銀河のサイズ、更にその10億倍が光で見える宇宙の果てで137億光年かなたの量子的ゆらぎ。一方、10億分の1の世界はナノメーターのDNAらせんの半径で、そのまた10億分の1は現在の最も強力な加速器で直接観測できる最小距離を示しまふ。わたーしは♪ゆれ〜えて♪ゆれて宇宙の腕のな〜か♪そいでどこまでも微細な世界に入って行けるかっちゅうと、原理的に限度がおます。1mの10億分の1の10億分の1の10億分の1のさらに10億分の1、つまり10の36乗分の1の世界(プランク・スケール)で行き止まり。ここが宇宙のタマネギの芯なんすね。
 それでこの辺を考察しようとなると、もう常識の境界を飛び越えて9次元とかの超トポロジー空間を扱わないとユーキャンノット。バイオリンや琴のような絃の調和振動が粒子にもなり波動にもなりエネルギーと質量が行ったり来たりの双対性が鍵になりもす。このトポロジーを利用して力を空間に射影すれば、薄っぺらい世界で重力を再統合でけるとか。ふむ、この理論の起源は多分古いな。プラトンの「洞窟の比喩」が二千四百年前に次元の短縮をアナロジっていまふねぇ。いずれにせよ人間の考えることってそんなに変わらないのかも知れまへんねぇ。
 ただし思考のツールは時代の変遷でますます精緻化するのは確かです。数学と言ふツールの進化で、世界の構造をより正確に記述できるようになると。古代ギリシャには○△□の幾何学しかなかったが、微分積分によりニュートン万有引力が記述でけるようになり、微分幾何学によって相対論が記述でき、いまやトポロジー位相幾何学)が宇宙の解明に活躍していまふ。巨大な計測器による観測の精緻化とともに、思考のツール@数学の力が脳内効率化をもたらし、この世界の秘密の解明に絶大な力を発揮しているのですね。
 革新的な考えを思いつく人はたくさんおれども、それを記述する方法がなければそれを発展させることはでけません。そふいふ意味では弱冠20歳で群論といふ方法論(ツール)を頭の中だけで作ったガロアは真の天才と言へるのではないでしょーか。今日は固ーい話しをしてみました。(でも大部分の人々は、こんな抽象的な世界の認識とは無関係に毎日毎日の生活に一生懸命勤しんでいるのでしょうね。)




 一切の生きる意欲を無くした人に、はたして掛ける言葉はあるのでしょうか?ズッシーン