2月23日(土)霞始靆(かすみはじめてたなびく)


 冬晴れ。3℃〜9℃。青白い月が蒼天に浮かぶ。



 哲女とお話をする。そもそも論は倫理的方面には有用か。臓器移植の是非とクローン人間。受精卵は何時からヒトとして扱われるのか。正解は無くても、問いを発すれば応答はある。常に考え続ける姿勢が大切なんですか?神は自分に似せて人を造りたもうて、人間の用に供するため動物や植物からなる世界を創った。という世界観に立脚している内は楽ちんなんですけどね。でも、これでは人間があまりにも我が儘杉でしょ?悪と独善は世に蔓延ると。




 相手と同じになってしまうのはミラーニューロンの所為なのか?
 苛められた人はその内に他の人を虐めるようになるとか、体罰で鍛えられた人がやがて体罰で人を鍛えるようになるとか、ネット弁慶がまたネット弁慶を育てるとか。ネトウヨが、大嫌いなチュンやチョンの愛国無罪と同じ行動パターンになってしまうのも矛盾。大嫌いなら真似しなくてもイイのにね。嫌い嫌いも好きの内なのか?気質が一緒なのかなぁ。レイシストレイシストを生むってのもあるな。差別されている内に溜まったストレスが、人を差別することで発散されるとか。ああ、やんぬるかな(どんな意味なんだいやんぬるクイナ)!差別している奴が、差別されると物凄く怒るって構図もありますね。日本人は他のアジア人に較べるといち早く西欧化したもので、他のアジア人を見下していた時期もありました。そのアジア人から見下されると怒り心頭ってケースもあります。逆にオーストラリアとか南アフリカとかのレイシストから「名誉白人」の称号を奉られて、イイ気になっていた時期もありますた。名誉白人なんて良く考えれば極めて不名誉な話ですよね。斯く言うわたしも昔は物を思わざりけり若年の頃。パリやロンドンで韓国人の集団に出くわすと、同じに見られたらヤダなと避けたものです。日本人の方が上等だといふ潜在意識があったのでしょうね。このように精神の近親憎悪的な振る舞いは、なんか近代人の宿痾のような気もする今日この頃。今一歩メタに上れば宇宙人だしねぇ。タハハ