11月5日(月)穴掘り稼業は国技だすぅ

 曇り。10℃〜16℃と肌寒い。空き地ではスズメの群れがせっせと雑草の種を食べてます。冬に備えて脂肪を蓄えると。小さな草の種でもスズメにとってはポップコーンくらいの大きさに見えるのでしょうね。


 千年以上の前昔から、黄金の国ジパングは穴掘り稼業が得意だったのですね。いや国技の域に達しているのかもしれません。軟弱地盤の大都市東京、大阪、名古屋などに網の目のように地下鉄を巡らせたり、青函トンネルアクアラインのように陸地を海底で繋いだり。近年、メタンハイドレート(海底天然ガス)の探索にも掘削技術がおおいに威力を発揮して将来の日本のエネルギーを担おうとの勢い。頼もしいねえ♪
 反して、電信柱や都会の高速道は醜い姿で景観を大きく毀損していまふ。地下埋設は意志さえあれば技術的かつコスト的にもすぐに出来ちゃうと思うんす。これ偏に政治・行政の怠慢と言わずしてなんとする!
 とは言いつつプレートテクトニクス(岩盤移動理論)の実際を検知する深海底探査にもこの掘削技術が役に立っていまふ。超深度掘削船@「ちきゅう」によって地震のすくつの海溝を直接掘削し、その歪や移動、材質などを事細かに詳らかにすると。遠い異国(伊国?)の学者のように禁固刑が言い渡されないためには、より精密な探査は必須なわけです。岩盤の歪や移動は年に数センチ程度ですが、一たびナマズが暴れれば(大地震のきっかけがあれば)時速30kmのスピードで断層が動き津波を発生すると。まるで氷の上の石に等しい。何故なんだ!と思ったら、プレート(岩盤)の境目には海底から巻き込んだプランクトンの死骸が含水したオパールになっていて、これが摩擦で水分を放出してあっという間に滑りやすくなるんだと。イロエロと機序は分かってきますたが、はたしてその最初のきっかけは何時なのか?はまだまだ分かりません。でもプレート(岩盤)境界の破壊が起きるまではゆっくりとした滑りがあり、これを低周波微動で検知でけるようになったから、近いうち(解釈は色々?)に定量的な予知がでけるかもね。ブハッ