8月28日(火)しぶといけど神経質、それが人類

 夏晴れ。今日も真夏日。南風やや強し。
神谷町方面に進出。東京タワーのてっぺんひん曲がり修正工事をまだやってたよ。この辺には確か芝丸山古墳があったなぁ。昔はこの辺が海岸線だったのかもねィ。愛宕の山あたりが海岸段丘だったとか。



 デカンヘー、デカンヘーで半年暮らしゃ、あとの半年しゃあニーニヨシ♪
 精神論の哲学者:デカルト
 理屈屋の極致:カント
 体系だけの:ヘーゲル
 踊る哲学者:ニーチェ
 人生の悲哀:ニシダ
 情けない哲学:ヨシみっちゃん
 す・き・だ・よっ



 
 低線量率放射線の影響を纏めてみると:
100mSv/年の累積線量で、がん死リスクが0.5%増えると。日本のがんによる死亡者は老齢化とともに上昇して、今はだいたい30±2%くらいに収束していまふ。30%が30.5%になったって誤差の範囲としか言いようがあーりまへん。でも統計的には少し増えたかなぁ?ってくらいの感じはありまふ。例えば2009年の統計を見ると、日本の死亡者数110万8千人。このうちガンが原因のは34万4105人、国民全員が年100mSvの累積線量を浴びたら0.5%(5540人)増えて、34万9645人に計算上はなりまふ。このとき他の原因で死んだ76万3895人にはどんな影響があるんだろ?とか元々しむのには要因が多すぎて因果関係なんてとても無理無駄斑なのれすよ。ガン死にしても要因はタバコなどの発がん物質や活性酸素、免疫力の低下などの原因がとても大きいのです。
 100mSv/年以上の領域では、累積放射線量と発がん率は比例している(線形)。100mSv/年以下の低線量域では統計数が少なく定説はない。1.この領域でも線量と発がんは比例しているというLNT仮説で安全基準が作られているが(ICRP)、2.被曝がある量に達しなければ害はないという「閾値説」、3.いやこの領域では放射線はかえって健康にイイんだっ!というホルミシス説もある。
統計データが少ないから、これらすべては未だ科学的定説にはなり得ていない。1.は細胞の損傷は放射線量に依存するから、細胞修復機構が一定なら害もリニアだという推測、2.は例えば紫外線による日焼けのように、ある量ある時間が必要でそれ以下の弱い紫外線なら害はないっつう推測、3、はいやいや適当な紫外線なら骨の強化には必要だよという類推。全部ある機序を仮定した推測です。
 でも、政策・施策にはある根拠が必要だから安全側を取ってLNT説を取っている国が多いですぅ。大きな事故がなければ放射線医療従事者への基準くらいで、大衆には殆ど影響もない基準でした。でも広域に低線量率の地域が発生すると一気に社会問題と化します。例えば年間20mSv以下の基準が出たとする。それじゃ21mSvではどーなんだよ!とか神経質な人は騒ぐでしょ?この態度がお上まかせのノータリン。例えば60km時の速度規制があったとする。このとき61km/Hで走っている車は必ず事故を起こすのかっつうと、ホントはそれなりのリスク増でしかあーりまへん。でも規制が無いとすると120km/hで走る車も出てくるから、リスクの目安ってくらいの意味はありまふ。
 しかし、これが除染だとか移住だとか風評被害だとか世を儚んで自殺だとかの実害がでてくると、単なる基準とも言っておれまへん。潔癖症の人が政権を取ったら世の中は悲惨なことになりまふ。何処に行くにもマスクが必要で、一日に手を百回洗い、お皿は紙で使い捨て、食材はすべて火を通すと。でも気持ちは理屈では如何ともしがたいですからねィ。センティメント!
 とか言いつつ、生命体って実はじつにしぶといものなんすねィ。猛毒の酸素をエネルーギー源に変えちゃうし、太陽からの殺光線もエネルギー源にするしね。大気やオゾン層が出来る前の地表は宇宙線などの放射線浴び放題。そんな中から進化してきたゴキブリどもが、強力な細胞修復機能を持ってないはずはね〜!って不安なココロを鼓舞しつつ、今日も自然放射能の溢れる巷を動き回るのさ。人類は一番しぶといのだああ!ども。