7月22日(月)大暑。考察も、完璧じゃなくっても役立つじゃん♪

 朦気晴れ時々朦気曇り、夜に入って通り雨。26.6℃~36.6℃、50%。4700歩。熱帯夜&猛暑日熱中症アラート! 大暑の日には、大所高所から考えねばなりまへん。かな?

 

 現象学的考察とは:

 そもそも現象学ってのは分かったようで分からない学問なんすね。ありていに言えば、すべてのバイアスを取り除いて考えてみよー!つうことです。全ての判断や良い悪いの価値判断をカッコに入れて見よー!ってなもんや。

 こりをエっ?ポッケに入れるのん?即ちエポケーと言ふ。こりはちょっと考えて見ても、あるいは考えなくても、極めて困難な要請なんすね。そもそも人間になるというのんは、生まれて以来の(いや、胎児の頃からの)あらゆる経験が集積したもので、その間のあらゆる学習が先入観を形成してしまうからです。

 これらの経験により形成されたバイアスを取り除いたら、人間ではなくなってしまうかも?フランスの哲学者で「知覚の現象学」を書いたメルロ=ポンティなどは、エポケーによる現象学的還元は不可能であーる!とか言ってまふ。

 だかしかし、完璧主義を目指さなければ、現象学的操作はそれなりにイイとこはありまふ。意図してできるだけ先入見が入らないような考察は可能です。例え少しはバイアスが掛かっても、そーした態度を取らないよりか、ずっと先入見は少ないはずです。

 この良い例が医師の書くカルテです。これは患者の様子を虚心坦懐に先入観を入れずに記述するのがイイとされてまふ。また看護師の書く患者の看護記録にもこりは適用されてまふ。このほか、イロエロな研究分野でも、エポケーと還元は活用されてまふ。

 完璧じゃなくっちゃイヤイヤよー、つうのは医学や科学の発展にとって妨げとなるでしょー。かな?かなかな?