4月9日(火)鴻雁北。人類悪はどー作られたのか?

 風雨強し、15時頃止む。19.8℃~13.3℃、100%~49%。。南の強風が午後に北風に変わり、風少し収まる。昼来風雨の声 花落つること知る多少。

 

 裏腹とは:

 ものごとには全て両面があるということは、縷々述べてきた。良いことも悪いことの裏返しであり、また悪いことも良い面の裏返しである。但しその良い悪いという判断は立場や人により異なるので絶対的な基準ではありません。

 つうようなことを考慮すると、余りにも良すぎる言説には注意を要するということかな?有名なのは中国でスズメはコメを食べる害鳥だから、捕って食べてしまおう!という毛沢東の大号令で、スズメをぜーんぶ捕ってしもたら、(スズメは虫も大量に食べていたという知られていなかった事実により)害虫が大発生して、飢饉に落ちってしもたですよ。

 神ならぬ人間は、この世界のすべてを知ってるわけではありませんから、正しいことをやり過ぎると、自然からトンデモナイしっぺ返しを受けてしまいまふ。

 世の中の貧しい人々を助けようという宗教も、正しさが行き過ぎると他の宗教を邪教と見做したり、無宗教者をゴミと決めつけて、排斥したりしまふ。いわゆる宗教戦争はお互いの正しさのせめぎ合いですから、その結果が残虐なことになるのは歴史の示すところです。この辺が信念の恐ろしいところでもありまふ。

 結局、自分は本当は正しくないのではないか?自分は無知なのではないか?と常に反省する哲学的態度が、世界に平和をもたらすような気がしませんか?自信満々に信念を貫き通す態度こそ、世界中に騒乱、戦乱を惹起するのだっ!と斯様に考える次第です。

 だがしかし、信念のない生き方ってのもダラダラしてておもすろくないような希ガスるから、どっちもどっちですねィ。善悪、正邪というのんは、結局突き詰められないから、世から争いが絶えることなかるべし。ジーン