12月18日(土)鱖魚群(サケが群がり遡上する頃)。なにごともヤリ杉はいけません。

 さぶい快晴!1.7℃~8.5℃、26%。朝は今季最低気温、昼は一桁の気温、乾燥した典型的な冬型気候。さぶいから表に出ず、終日逼塞する。

 

 一斉に正論をいうのが胡散臭いとは:

 多様性が喧伝されている割に、世の中は異論を受け付けない傾向在り。こりは世界的な傾向です。一番いい例が温暖化対策ですね。低炭素、脱炭素、無炭素の炭素悪玉論がまかり通って平民はへっへーと土下座すると。これが炭素税や排出権取引など自由な経済を統制しようとの動きになると、これはもう十字軍やジハードなどの宗教運動と異ならず。

 もちろんCO2が温室効果を持ち気温をプラス方向にシフトする物理現象は確かに認められますが、それは複雑系なる気候変動の一つの要因に過ぎません。コンピュータ・シミュレーションもパラメータの取り方でかなりのブレがあるし、長期の予測は未だに心許なし。気候変動の要因はそれこそごまんとあって、中には隠れた要因も考えられます。

 それゆえ経済にタガを嵌めるような施策は、後戻りができないので非常に危険なのですね。注意報レベルの緩い要請ならまだましなのですが、全世界一斉に脱炭素に走るのは、時に破滅的な影響をもたらす恐れあり。化石燃料から自然エネルギーに徐々に転換して、環境汚染防止や将来の資源枯渇に備えるのなら、低炭素運動は意味なしとはしません。

 これで思い起こされるのは中国大躍進政策のスズメ撲滅運動ですね。米を食べるスズメは害鳥だから撲滅するに如かずと、一大運動を起こして全部取りつくしたら、スズメが食べることによりバランスが取れていたところの稲を食べる害虫が大発生して、全国的な大飢饉が発生してしもたです。しもたー!と反省しても時すでに遅く、スズメはすぐに蘇りませんから飢饉は長引きます。

 気候変動と低炭素の間にも、いまだ分かっていない要因がまだまだ隠されている可能性は、複雑系だけに誰も予想することができません。そもそも大自然を人為でコントロールしようなどとは神をも恐れぬ所業にて、バベルの塔みたいに罰があたるかもしれませんね?人類よもう少し謙虚になれと、脱炭素アクティビストにも化石燃料使い放題派にも言いたいですぅ。どもどもどんも。