5月30日(月)朔。歴史の裏で真に蠢くものとは。

 白っぽい快晴!18.8℃~27.8℃、55%。1600歩。

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は1344人で前週から34%の減少、重症者数は16人、死亡3人でした。

 

 

 歴史とは:

 歴史はストーリーであると言ふ考え方もありまふ。すなわちメインキャラクターを中心として波乱万丈の物語をおもすろ可笑しく作ってしまうと。あるいは時の権力者が、民を治めやすいように権威化すると。ま、歴史は誰かが書いたので歴史として残っているのだから、当たらずとも遠からず。

 んで、今大河ドラマとしてやっている「鎌倉殿の13人」も元々がストーリーだと思て見てたら、そんなに違和感はありません。それで人間個人としての英雄を離れて歴史を見れば、人間社会を動かす最大の物は食料問題なんすね。今ならエネルギー問題ですが。平安末期は数十年周期の寒冷期に当たり作物があまり実らずに飢饉が頻発していたそーです。特にその前が温暖で豊作だとその後の寒冷化で大飢饉が起こりやすいんですね。いわゆる豊作におごって飢饉を忘れてしまうと。

 それで貴族の年貢取り立て役だった武士が力を持ってしもたと。歴史の転換期には必ず天候の大きな変化があったことが大樹の年輪に刻まれた気候の変化で分かるんだと。こりは年輪の幅というよりも、そこに含まれる酸素同位体の率を調べるとかなーり精密に測定できるそーです。

 今回のウクライナ侵攻でも食料やエネルギーが大きな要因であることは確かです。そもそもエネルギーと食料の多くをロシアに握られているEUが結束して反発できないだろうと言うロシアの勝てる方程式が侵略を始めた動機になります。この目論見がウクライナの情報戦略により妨げられて、情勢が泥沼化しているわけですね。この侵攻が世界的なエネルギーと食料のサプライチェーンに対する大変動を与えるのは確かです。そして変動の過程では、世界各国に非常に大きなインパクトを与えるのもまた確実です。

 その覚悟なくして、傍から口を出すのは浅慮と言えるでしょう。そもそも日本の食料自給率、エネルギー自給率はめっちゃ小さいんですから。タハハノハ