2月18日(日)世間は「習慣は観念より強し」と言へり。

 白い雲青い空の晴れ、後もくもく曇り。9.2℃~18.8℃、50%。2600歩。南風ちょっと強し。相変わらず、気温の日較差が大きいだすぅ。

 

 構造的な問題とは:

 最近、高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違い事故がニュースを賑わしてますが、こりは犬が人間を噛んだようなニュースだすぅ。ニュースと言ふのは「人が犬を噛む」ぢゃないと成り立たないつう、”ニュー”の定義を聞いたことがある。

 これだけ多いと、老人がアクセルを踏み間違えるっつうのは、もうニュースぢゃナインかな?統計的に交通事故を冷静にとらまえれば、高齢者の事故より青年の事故の方がダントツに多いのは事実だすぅ。運転のアグレッシブさがぜーんぜん違いマスカラ。

 すかす、高齢者の事故を放置するわけにも行きまへん。吾輩の考察するところ、こりは単に注意喚起の問題だけではあーりまへん。ボケてきて、それが原因で認知や行動の遅れが出るというのは確かにありまふ。だがっ、そりらに対する人間工学的な改善はひとっつも為されておりまへん。

 人間パニックに陥ると手足が突っ張るという特徴がありまふ。すかす、ブレーキとアクセルは両方とも足元に有ってすぐ隣なので、ちょと間違えて隣を踏み込むと、もう足はそこから離れませーん。だからずーっとアクセルを踏みっ放しでずどうしゃは最高速まで突っ走ってしまいまふ。

 だから足元はブレーキだけにして、アクセルはどこかほかの場所に移せばいいのに、デファクト・スタンダードになってしもた基準は、おいそれと変えれないんすね。大部分の人がそれで練習して、それに馴染んでしまいますたから。

 正しいものと慣れたもの、どっちが強いかっつうと、そりは残念ながら後者なんすね。こふいふ事象は世の中にいっぱいありまふから、諸君もよく観察するよろし。それに実際の事故統計と施策の乖離にも注意すると、行政の指向性もわかりまふよ。ジャンジャン