1月27日(土)何事も完璧主義に陥ると身動きができなくなります。

 今日も空っ風の快晴!2.9℃~12.2℃、27%。1600歩。北西風やや強し。乾燥注意報!ずてぃんしゃで走っていても耳がかじかまない程度の寒さですぅ♪目頭にそろそろ花粉の気配が???

 

 自由と平等とは:

 何事もいいことばっかしではあーりまへん。自由は放埓や格差を伴うし、平等は管理過剰や悪平等を伴います。

 今日、昔馴染みに見せてもろたフランスの高等学校で使われている哲学の教科書を見せてもろたら、600ページもある大冊で、考え方、議論の基本や哲学の歴史、哲学者の概要が網羅されてます。(哲学は必修科目となり、統一試験バカロレアでも4時間の哲学試験があります。)

 なぜ哲学が必修なのか?そりはフランス革命以来の伝統であり、自由な市民を育てるためには必須であるんだと。自由な思考を培う哲学の修練が成熟した市民たる基本条件である、という認識に基づきます。

 翻って我が国のセンター試験はマルバツのチックシートで判定する偏差値試験となっており、自由な思考を育てるなんて夢のまた夢だすぅ。だからみんな自分で考えることなく、同調圧力に弱い羊の集団になってしまうんですね。

 それで心ある文科官僚がフランスのバカロレアのような論文試験を導入しようとしたんですが、がっこの先生や父母たちの反対にあって取りやめになったとか。その理由は平等な考査がむずかすいからなんだと。マークシートでやってれば採点は楽だし、1点までの平等性が保てるんだと。

 そもそも自然界も人間社会も、まったき平等なんてナインですから、あんまし完璧主義でやると却って社会全体の平等性を阻害してしまうといふ大矛盾が生じまふ。やっぱし平等もそこそこの程度問題にとどめておいて、イロエロなやりかたを試してみた方が、社会も固定化しないでエエですねィ。ジャンジャン