10月28日(土)長期自然植生観察とは。

 ちょと白っぽい快晴、夜に入り少し雲出る。14.3℃~21.4℃、57%。2700歩。気温は平年並みかな?過ごしやすい秋晴れ♪

 

 自然環境を自然に放置するとは:

 なにも生えてない裸地をそのまま放置して、その植生がどーなるのか?の実験結果を聞いた。場所は東京近郊の湾岸地帯です。

 確保した土地は学校の敷地で芝生の隣の100平米ほどの土地です。今から約30年前に実験が開始され半年ごとに植生が観察、記録され、写真も取られましただ。極めて貴重な記録ですぅ♪

 裸地はそこの土に含まれていた種により、まず一年草がもわもわ生えてきまふ。広い土地なら草原ですね。2年目は冬型一年草も生えてきて、3~4年目になると多年草がメジャーとなりまふ。地下茎タイプの草が茂るのもこの頃です。その後鳥が運んできた(糞などで)種で低木林が育ち、その後に陽樹(日当たりで育つ樹木)が生えてきて10年くらいで大きくなる。日陰には陰樹(日陰で育つ樹木)が芽生えてだんだん成長し混交林になりまふ。そして最後は陰樹林(ブナ、シイ、カシなど)になってしまうと植生は平衡して安定すると。

 雨の降るところはこのように大体森林になるのですが、農業が始まると人為的に初期の草原が管理された状態で維持され、その草の実を毎年収穫するんですぅ。

 

 追記:そー言えば豊洲有明の間にある昔の東京湾防波堤は50年以上放置されてるうちに陰樹林になってますね。種子は主に鳥が運んでくるそーです。