4月12日(水)黄砂はこうさ、あんたがたどこさ♪

 晴れのち曇り、夕方から時どき少雨。17.1℃~24.5℃、48%。4300歩。南風強し!黄砂接近の警報あり。

 

 黄砂襲来とは:

 蒙古襲来とはちと違って、こりは自然現象です。春先に多いのは雪や凍土が融けて蒸発し乾燥するから。もう少し経って草が生えるとあんまし飛びません。2月から5月くらいに風に乗ってやって来る招かれざる客ですね。

 その発生源は遠くタクラマカン砂漠ゴビ砂漠、近くは黄土高原などだすぅ。その辺で発生した低気圧で黄砂が8000mの高空まで巻き上げられ、偏西風に乗って東に流されまふ。重い砂粒は直ぐ近くで落ちて、花粉の1/10くらいの大きさのが韓国や日本にやって来ます。でもね、その量は北京の1/10くらいなんすね。北京では黄砂警報が10ランクくらいに分けて発令されてますただ。多い時は環状道路も閉鎖されるくらいだすぅ。

 自然現象とは言え、近年人為的な要素も多くなりまひた。少雨地帯での森林減少や過放牧による草原減少での砂漠化などです。それに大都市上空で煤煙や排気ガスなどの化学物質を吸引して毒性が強くなったりします。でも韓国の方が量的には多いでしょう。

 すかす、黄砂にはいいところもあって、海洋にミネラルを供給して表層プランクトンを育てたりします。これが食物連鎖で魚を育て漁業に貢献します。悪いこともあれば、良いこともある。これが地球の生態系連鎖なんだすぅ。

 つうことで、黄砂は何しろ小さいですから、マスクを通り抜け肺の奥まで侵入します。予報の出たときはあんまし外に出ない方が無難かも。とは言え、通常の経済活動を止める程ではありませんから、喘息やアレルギーのない健康な諸君はあんまし気にしない方がイイでしょう。ジャンジャン