7月14日(金)もりもり食べるか腹八分目か?それが問題だ。

 終日蒸し曇り。24.8℃~30.5℃、64%。3700歩。ぎりぎり真夏日

 都の新型コロナ定点把握:感染者数は前週の1.1倍と緩い増加が継続中。1医療機関当たり7.58人です。夏休みは人の往来が増えるので高齢者への感染に注意を要する。

 

 統計には注意を要するとは:

 「腹八分目に医者いらず」という諺は江戸時代からありまふ。あんまし食べ過ぎるのはかだらに良くないと言ふ貝原益軒の養生訓から来ているものと思われる。すかす江戸時代の平均寿命は50歳そこそこで、80歳を超えている現在とは状況が比較になりまへん。

 現在の日本でも「BMI(ボディ・マス・インデックス)値が25を超えちゃあかんよ!」とお医者さんは言います。最近この値の見直しも行われつつあり、老人はむしろ小太りの方が寿命が長いという説も出て来ますたよっと。

 一律にすべての年代をカバーする統計は粗すぎて、年代によって時には逆の結果が出ることもあります。カロリー制限食の効果を米国立加齢研究所とウィスコンシン大学が共同研究した結果があります。これによると、青壮年では延命効果が見られたが、小児と高齢者では延命効果が見られず、逆に寿命が短くなるケースもあったとか。

 長期カロリー制限すると骨密度が低下して骨折しやすくなり、要介護になり易いと言ふ結果もありまふ。特に高齢者が食事制限すると、タンパク質やミネラルが不足しがちになり、フレイル(虚弱体質)になっちまうよ!と脅すお医者さんもおりまふ。

 では青壮年から高齢期にかけて、腹八分目からしっかり食べるへとどのへんでギアチェンジするかは、只今鋭意研究中だとか。ま、50代~60代のどこかで、こりも個人差はありそーですね。

 つーことで全世代一律に適用できる健康基準は無いと思てたほうがええですね。そうそう男女間でもかなーり差が出ると思いまふ。そこんとこよろぴく。どもども。