5月15日(月)京都葵祭。開き直っちゃいけません。

 概ね曇り、時々少雨。14.6℃~18.1℃、78%。2200歩。気温はやや低い。予報よりは雨少なし。

 

 現実と理想の狭間にて:

 事実ではあるが、それを是として開き直る態度は頂けません。現実をそのまんま肯定していては進歩も改善もないからです。この開き直りの態度は、あらゆる階層、あらゆる国、あらゆる時代でまんべんなく表示された態度です。

 いわく「人間は嘘をつく生き物だから嘘をついても仕方がない。」、いわく「人間世界に争いが絶えたためしがないのだから、戦争は無くならない。」、いわく「盗人のない時代なんてあったかな?これはどーしようもない人間の性(さが)なんだすぅ。」・・・。

 実際、現に起きている事実、現実の力は強くって、抗いがたいものがありまふ。現に社会進化論なんかでは、「現にこうして現前するものは厳しい選別(淘汰?)を経てきたものなんだから、何らかの意味はあるのだよ。」と肯定的な態度を示します。たまたま偶然で現前するものがたくさんあるのにね?

 今ここを肯定する生き方は、ストレスなくポジティブに過ごすためには最適ですが、それでは社会は進歩しません。嘘も戦争も盗みもすべて社会生活を破壊するものです。あるべき姿を目指して努力しなければ、退化こそすれ決して理想に近づかないでしょう。ものごとは黒か白かではナインですぅ。

 永遠のグレーの中で少しでも白っぽくしようと抗うのが人間社会なのでないのんか?と斯様に愚考する次第です。どもども。(変な言説を聞いて考えたこと。)