3月20日(月)春分イブ。目的論の陥穽とは。

 暖かな花粉晴れ!6.1℃~19.2℃、36%。900歩。南風やや強く、花粉公害やや多し。今日は4月上旬の気候とか天気予報で言ってますた。

 今年の桜開花が全国トップと言われてた東京の気温は、温暖化ガスよりも都市気候によるヒートアイランド化のせいだと思ふ。なにしろ湾岸地域にまるで壁のようにタワービルが林立してますからねィ。その内側のコンクリート群は熱を放散でけまへん。

 

 

 超現実肯定論:

 超ポジティブな発想の例として、現実バイアスってのがありまふ。何はともあれ現にこうしてあるんだから現実が一番正しいんだっちゅうバイアスですね。社会進化論などで、変化する社会環境に適応した結果が現在の社会なのだから、今の社会が正しいのだと極論しまふ。(つい最近も自民党の議員が「与党は選挙に勝ったのだから、与党のやったことは全て国民に承認され正しいのだ」とか言ってますただ。タハッ)

 そもそも進化論自体も、中立進化説などで目的論的進化を否定しているんですね。すなわち生物進化には目的も方向性もないと。それらを進化に付与するのは、人間の価値観にすぎません。自然は人間の価値観から常に中立なんだすぅ。ども。

 つうことで、今現にあるということは、それが正しいのだと言うことに何の保証も与えないんだすぅ。正しいと思い込むのは単にバイアスに過ぎないんですね。これに似たのが結果バイアスです。「ものごとは結果が全てであり、プロセスには何の意味もない」と思い込むバイアスです。ま、こりはある意味で正しいこともありまふが、たまたま運が良くて良い結果を得ることもあるし、環境などの諸条件で失敗することもありまふ。

 結果バイアスに陥ると、プロセスの検討がおざなりにされて、次の機会に正しい判断が出来なくなります。良いにしろ悪いにしろプロセスを検討する将棋の感想戦のようなことをしないと、真の実力が付かないんすね。そこんとこよろぴこ。どもども。