10月6日(日)半月。みんな違って、みんなイイ♪

 雨のち曇り、夕方少し陽射し。23℃~19℃、76%。だんだん気温が下がってきて、北寄りの風がつべたい。

 

 多様性とは:

 ダイバーシティのことである。というのをトートロジー(同義反復)と言ふ。つまり何も説明してないんですね。進化論を曲解して世界に迷惑を掛けた例はたくさんあります。「自然淘汰」、「適者生存」ってなのを単純に解釈して優生学ホロコーストしたのは歴史に新しいところ、この現代日本にもまだまだこういう考え方が生き残ってまふ。コワイデスネー

 進化社会学とか進化心理学なんてのにも、偏見は残ってまふ。今あるものは適応の結果だから正しいのだ!とか、現状を無条件に肯定する姿勢もときおり見受けられまふ。そこには多様性を尊重する姿勢が極めて少なくなります。今ここにあるものには、もちろん現在の環境に適応しているものも多々ありますが、それ以上にこれから起きるかもしれないイロエロな環境変化にも適応できるイロエロな形質がたくさんあるんですぅ。

 そしてチータみたいに高速で走ることに過剰適応してしまった種は、遺伝的幅が狭いので絶滅に近いとゆわれまふ。実は人類も遺伝の幅が極めて狭い種に入ってんすよ。そこんとこよろぴこ。こりは脳を過剰に発達させたせいか、火山の超爆発で1万人くらいまで規模が縮小されたせいか、あるいはその両方か、諸説がありまふ。

 最近はニューロ・ダイバーシティとか申しまして、イロエロな神経症状は障がいではなくして、単なる多様性の一つなんであーる!という説が強くなってきました。ニューロ・ティピカル(ティピカルってなんや?)は単なる多数派の特性であって、それが正常(正常ってなんや?)であるとは言えないのであーる!つう説ですね。

 ウィリアムズ症候群と称される極めてフレンドリーな音楽大好き人間だけど知能低下が少し見られる人から、アスペルガー症候群などと呼ばれる頭はいいけど社会性には多少欠けてる人まで、みんなが一緒に人類の多様性を構成してるんだすぅ♪

 それでね、こういう多様性は遺伝子(すなわちタンパク質)のスニップ(1塩基多形)に依存しているということが分かってきました。つまり、人間精神つうのはブッシツに左右されてんですね。いやいや人間だけではありません。狼と犬の遺伝子的差異(SNP)を調べたら、犬にはウィリアムズ症候群の人の差異と同じものが見られたとか。けっこう種は違ってても共通しているものがあるんすね。

 こりは例えば、猛禽類や猛獣は眼が鋭いけど、小鳥や草食獣は目が優しいってな共通性もありまふね♪

 それで何が言いたいのかっつうと、絶対的に病気だとか障がいだとか言うのは無くって、すべては相対的なスペクトラム内の位置付けで、しかもその範囲が広いほど生物種ってのはロバスト(頑強)だっちゅうことを言いたかったわけさ。どもども。