11月10日(土)ちょっと知的な土曜日でした。

 晴れ、夜の始めころ一時雨。15℃〜23℃、71%。昼は暖か♪




 下高井戸方面に進出す:

 日大文理学部にて「科学基礎論学会」つうのがあったんす。いちおうこれも哲学に分類されてまふ。ココロの進化研究ってのに出ました。「意識ってのは人間にだけあるかっつうと、そーでわない!」という意見の人もおりまふ。いわゆる意識進化の連続論者ですね。ぼくもどっちかっつうと連続論者。でもどっから意識の原型がでけたのか?ちゅうとイロエロな意見がありまふ。今日の論者は、脊椎動物くらいからかな?つう意見で、原初脊椎動物に近いヤツメウナギ円口類)なんかを研究しています。原初の脊椎動物から人間に至るまで、脳の機能分布はほとんど変わらず、大きさとか質の違いがあるだけなんだと。つうことで意識の起源はカンブリア紀まで遡ります。でも意識の萌芽たる原意識も、主観的経験ということだから、外部から観察するこたーでけまへん。いわゆる一つのハードプロブレムですね。でも、機能的マッピングと行動観察で原意識を推察するしかあーりまへん。このばやい哲学的ゾンビーとの区別はつきません。いやー、意識の問題ってのは主観の探究ですから、問題の種は尽きませんねぇ。ども。

 他には、「芸術における感情表現」、「道徳の工学的アプローチ」、「科学的実在論の多様性」、「精神医学の診断体系」、「ポスト・カントの論理哲学」なんつうセッションがありまひた。じいさん哲学者が質問の時間に蘊蓄垂れるのがちと困りもの。でも、ま、しょうがないか。


 昼は学食で食べたが、醤油ラーメンが¥250と極めて安かったです。帰りに初台のNttIccに寄ってメディアートを見てきた。何度見てもおもすろい。VR(ヴァーチャル・リアリティ)や無響室でのノイズパターン音楽など珍しい体験がただでできますよ。ホムホム