11月8日(日)立冬なり

 終日、弱雨しとしと。15℃前後と気温低し。湿度96%。今日から一応冬なのかな?





 どっちもどっちとは:上位下達か現場への権限移譲か。

 ま、二元論で考えれば中枢管理か自律分散か?つうような議論は確かにありまふ。全ての判断を司令官に一任して突撃する方が勝つ可能性が高い局面も、もちろんあるでしょう。みんながあーだこーだと迷ってたら小田原評定になって船は山に登ってしまいます。しかし研究開発とか事業運営のような、衆知を統合した方が効果的なケースも多々考えられます。

 生物的に言えば、中枢神経か末梢神経か?つうような問題設定になりまふが、昔は中枢優位の論調が多かったです。すかす近年、「いや、抹消もなかなか負けていませんぜ。」つう知見が出てきました。いわゆるロバストネス(強靭性?)の見地からは中枢への集中は弱いと。ミミズとか昆虫のように神経節が分散してたほうが強いぞよ!と。中枢神経系を発達させた魚類以降の脊椎動物でも、脳は末梢神経の奴隷で、通信網で言えば電話の交換台のようで、抹消の通話者に使われているだけだっちゅう意見もありまふ。ま、これも一理無しとは言えずと。

 で、そもそもの問題設定は二元論的に、どっちがより中心的でつおいのかっちゅうように子供じみてたから、正解はな〜し!ってのが正解だす。それぞれの役割分担で、それぞれの機能を果たしているのが有機体であり、そこには上も下もナインだすぅ。組織も有機体だと見做せれば、上意下達と現場への権限移譲を取り混ぜて、上手く使ったほうが生き残るのでしょうね?・・・で今日は下町ロケット放映の日。ぷぷぷ

 そー言へば、大カタストロフィー(巨大隕石衝突とか全地球のマグマ大噴出とか)の時に、一番生き残りやすいのは神経なんてなんにもない単細胞の微生物なんだって。複雑化して環境に過剰適応している多細胞生物は、ちょっとした環境変動でホロンでしまうんだと。この辺は現代社会に適応している者として、極めて参考になりまふねィ。フムフム






 冬来たりなば春遠からじ、つう期待が生じるのは極めてイイことだと思いまふ。シンガポールに住んでると、ただただ時間がだら〜っと過ぎて行くだけで、ケジメってものがないんすよ。暑さ寒さの国に生まれたしやわせとは♪