12月3日(木)意味も分からずお題目にしてはいけません。多様性とは。

 寒曇り、夕方少し薄晴れ。6.7℃~10.6℃、83%。予報ほど気温上がらず。体温は下がったが筋肉痛とダルさが残る。

 

 多様性とは:

 最近菅さんも言い訳に「多様性」使ったりして、この言葉が流行ってます。こりは画一的または均一性の反対であって、ま、ありていに言へば、イロエロあってもえーじゃないか♪つうようなことですね。生態系の種の豊富さとか進化における適応性などでよく使われたが、最近は人間社会の文化多様性や地域多様性、あるいはジェンダー多様性などに拡がりを見せている。要するに均一よりか多用の方が、変化に対してロバスト(頑強?)だっちゅうことですね。

 多様性は一見いいことのように見えますが、ホントはかなりの困難性を内包しております。先のことは分からないし、現在のこの状況だけですべての事に正しい判断は出来ない、ということが多様性尊重の理由なのです。が、現在の事実からかなり正確に推測できることにまで、この多様性原則を当てはめるとしっちゃかめっちゃかになり収拾が付きません。「貧困や格差、犯罪や差別も多様性だい!」つうような頓馬も出てきます。

 種の多様性で言えば、害虫益虫なんていう人間目線は許されません。蠅や蚊、ゴキブリも含めての多様性なんです。これらが生態系においてどのようにバランスを取っているかが誰にも分からないからです。

 人間社会の多様性で言えば、気持ちのいい仲間内だけで気分よく過ごすわけにはいきません。意見の合わない人たちや気が合わない人たちとも一緒にやっていかななければならないのが多様化した社会です。今のSNSとは真逆の状態ですね。みんなが心地よい状態から少しづつ我慢しなければなりません。多様性の狭間には我慢が存在すると。ここの辺が分からないと、意見が違う人たちを排除しておきながら、多様性が大切などと言う人が出てくるんです。多様性をお題目にしてはいけません。どもども。