4月5日(水)清明。年度初めに当たって考えたこと。

 薄曇り時々薄晴れという白っぽい一日。9.8℃~21.8℃、39%。2300歩。南寄りの風強し!

 天地に気が満ち、万物が清く明らかになる頃。いーじゃん♪いーじゃん♪

 

 どつぼに嵌まってとっぴんしゃん:

 とうとう日本は国民一人当たり実質GDPで韓国にも抜かれてしもたですよ。かなり前に新嘉坡に抜かれ、香港に抜かれ、台湾にも抜かれ、東アジア方面では鈍ぺけグループまで落ちました。こりも偏に欲ボケした痔診ん党の所為かな?なんて責任転嫁しても仕方がない。

 一つには日銀の不手際による円安が影響してます。一つにはディジタル化の社会実装の遅れがあります(労働生産性の低下)。一つには労働の非正規化があります(つられて正規労働の賃金も上がらず)。また一つには製造業の海外移転があります(こりはイノヴェーションではなく、安易に人件費削減だけで利益を出そうとしたため)。更には少子高齢化という社会負担があります。これらはみんなかなーり早期から分かっていたことですが、適切な手がなーんも取られなかったんすね。ひたすら古い道徳と戦前回帰の思想で凝り固まった政治集団の所為なのです。

 而してその大本は国民がそーゆー政府を選んでいたからです。即ち自業自得であると。決して他の所為にはでけません。こりは国民も企業も政府も目先の利益だけに走って10年先、50年先を考えなかったからです。海外の労働力が安いからと一斉にどっと出て行けば国内が空洞化するのは目に見えておりまふ。

 その内に海外がどんどん力を付けてきて、賃金も生活水準も上がってくると。それで国内に製造を戻そうとしても、少子化で国内に残っている中小企業さえ後継者難で潰れたりしているから、海外工場を国内に戻す余裕さえないと。その余裕のなさがディジタル化の遅れに拍車をかけ、コロナの際に誰も使わないマスクを作ったりして、台湾のオードリー・タンさんなどに後れを取りますた。

 さらに研究分野でも「選択と集中」などと称して官僚的な管理志向が猛威を振るい、研究力そのものがじり貧の一途を辿っております。これらすべては「貧すれば鈍す」で余裕を失ったことが原因です。

 でわどーすれば世官兵衛?オタオタするのが一番いけません。まず無理にでも余裕をかますことですね。そーすれば半期、一年の結果であくせくせずに、少しは長期的に見ることができるでしょう。少なくとも10年くらいのスパンで物事を考えれる人材が増えれば、少しは空気が変わるかも?

 このじり貧は2,3年くらいで変わりませんから、まずは教育や基礎研究にも資源を振り向け、公共資本にも目を向けて、じっくりと社会体力を付けた後徐々に良い循環に向かうしかあーりまへん。一端ポジティブなスパイラルに乗れば、後はほっておいても国力は上昇します。今はとにかく悪あがきしないことです。(玉虫の社会循環論より)