7月20日(水)下弦。産業の盛衰とは。

 雲の多い晴れ時々曇り。24.8℃~34.5℃、40%。もうちょいで熱帯夜、もうちょいで猛暑日。北西風強し。

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は20401人で前週より21%の増加、重症者は57人、死亡4人でした。7月20日に2万人というAI予測は当たりました。さて8月3日に5万人超というのは当たるかな?全国では今日15万人/日を超えました。

 

 事業の盛衰とは:

 日本の半導体産業は一時は世界のトップを走っていたが、いつの間にかじり貧となり韓国、台湾、中国に抜かれてしまったのは何故か?という議論をした。

 一つには日本は総合電機メーカーが半導体を担っていたので、半導体投資が他の部門に吸い取られ投資競争に敗れたのではないか?という議論があった。すかすこりは韓国も同じ状況であったから主な原因ではないだろう。韓国は長期的見地で一時は赤字でも粘り強く設備投資を続けて勝ち残った。米国は一点集中で専業化して強さを保ち、台湾は製造下請けのファンドリーとして規模を追求して成功した。

 比べて日本は短期的な視野で儲からない品種を切って、先行投資にも腰が引けていた。たまに大きな国家プロジェクト(超LSIプロとか)をやってはずみを付けたが、そもそも各社が(利益を出すため)投資を絞ったから、息切れしてしもた。それでも東芝半導体メモリは善戦していたが、それも経営陣の失態で売り飛ばされた。

 この日本半導体産業の盛衰は、まさに日本の産業の縮図であって、短期的な視野と短期的な利益志向で挑戦の気概を無くし、じり貧を招いたのである。そして徒に社内留保だけが積み上がり、従業員は低賃金にあえいだのであーる。一人当たりGDPは既に韓国にも抜かれたのに、変な宗教で韓国には数千億円も吸い取られたですよ。まさにアホ国家の典型ではアルマイト

 とはいえ最も大きな原因は、自大して後発国を見くびっていたことですね。その時に韓国台湾は目の色を変え、国を賭けて挑戦していたですよ。反して我が国は中身も無いのに「日本しゅごい」の大合唱。これじゃ負けても当たり前。

 ではどーするのか、国を挙げ目の色変えて挑戦するしかないでしょう。でも、どんな産業がターゲットになるのか?今流行ってたり、今後流行りそーだと思われてる産業ではなくして、そりは今馬鹿にされ取るに足りないとされる産業なんすね。ん?果たして諸君に見つけられるかな?