4月24日(土)高品質が足かせに?

 薄雲の掛かった晴れ。8.9℃~21.6℃、35%。花粉少ない。そろそろ牡丹が咲く頃かな?

 今日は大川を遡上して、蔵前方面まで進出す。新緑がまぶしい季節でした♪

 

 裏腹シリーズ:

 すべてのものごとには良い悪いの両面があるというのはよく言われることです。日本も過っては高品質で世界の市場を制覇したことがあります。がっ、昨今の製造業は凋落の一途を辿っております。これは高品質が絶対だと頑なに守っていたことも原因かと。

 昔の物づくりは職人気質で、とことん品質にこだわってました。ゼロ欠点運動とかとにかく完全主義だったですよ。更にISO9000とかの品質基準が流行っていて、日本は中小企業まで、この規格の取得に血道を上げていました。でもこれは完璧主義の極みで山のようなドキュメントで現場が埋められて行きました。

 そうこうする内に、後発の韓国、台湾、中国などが「まずやってみて、素早く改善しよう」という可謬主義で実質的に品質を上げてきたら、あっという間に追い抜かれてしまいました。障子の桟の埃を拭って自己満足しているうちに、実用的に使える品質を目指した後発にあっという間に追い抜かれてしもたですよ。家電、情報家電も国内製造は殆ど残っておりません。電子部品や半導体もべた敗けでした。

 こだわりが長所となる時期と、それが重荷になる時期を判断できなかったんですね。すかすこりはメーカーだけの責任ではあーりまへん。日本社会がむやみに漂白されちまって寛容性を失い、人のミスを咎め立てする風潮になったせいもありますね。1億総評論家、1億総検察官となって、少しでも不行跡な個人を叩きまくります。それで社会自体も委縮してしまい、失敗を恐れずに果敢に挑戦する進取の気性が衰えてしまいました。

 社会がもっと寛容になって、失敗した人や迂闊な人を生暖かく見守って育てるという、温かさを取り戻さないと、大変なことになりますYO-!諸君も、もっともっと失敗して、それを糧にしてもっと成長しよー!失敗は肥しです、成功の原動力です!・・・でも、ガースーさんやニカイさんアソーさんは、凝り固まって、もう成長の余地が無いから、その失敗は厳しく咎めましょー!つうダブルスタンダードでスマソ、スマソ。