10月25日(月)出撃しまた還るべき基地がなければ、挑戦はできません。

 薄晴れのち薄曇りのち曇りのち雨。10.9℃~17.3℃、54%。15700歩。今日はよく歩いたなぁ♪この秋、ようやくキンモクセイのとても良いかおりに気が付いた。どこか焦っていたのかな?

 

 心の安全基地(セキュア・ベース)とは:

 元々はアメリカの心理学者@メアリー・エインスワースが1982年に提唱した、子供が親に対して持つ「愛着行動」に関する概念ですが、今はもっと広く使われるようになりました。人間は安全基地がないと、積極的に挑戦できないことが分かってきました。

 例えば遠く異郷の地で活躍する華僑たちは、仲間(義兄弟)を安全基地として新しい商売に挑戦します。これは血縁ではありませんが、いろいろな分野の人を老師が血盟させてお互いに支えあう制度です。一人が失敗してもお互いに助け合いますから、安心して新分野に挑戦できるのです。

 一方、日本では家族制度が崩壊し親類同士の支えあいもないまま、自己責任の個人主義の隘路に嵌まってしまい、積極的な挑戦が出来なくなりました。個人主義の大本たる欧米では、これが宗教的な団結などにより支えられます。日本の葬式仏教ではとても、この代わりにはなりません。いたずらに表面的な個人主義に埋没するのではなく、なんらかの支えあいを志向する安全基地の再構築が必要だと考えるゆえんです。

 アベさんの縁故主義なんてのは、セコ過ぎて一部の人の安全基地にしかなりません。やはり地域社会か友人間の助け合いネットワークが必要でしょう。北九州の牧師さん@奥田知志氏がやっている「抱樸プロジェクト」なんかは、この辺の走りかな?勝ち組/負け組とか言ってるちんまりとした個人主義から抜け出して、日本が再び雄飛するには安全基地は必須のアイテムだと考えます。ドヤロカ?