12月21日(水)納めの大師。分析と体験は異なる世界把握の方法です。

 曇り時々晴れor晴れ時々曇り。2.8℃~9.9℃、45%。4300歩。10℃に届かず。

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は21186人で前週より13%の増加、7日間の移動平均は16325人(前週比+14%)、重症者は94人、死亡18人でした。いまだリニアに上昇中。

 

 内と外とは:

 これは主観と客観とも言えまふ。あるいは縦と横かな?少し離れて分析的にものを眺めるのが客観で、内側から体験的にものを感じるのが主観です。写真家の今森光彦氏は田舎に1000坪ほどの土地を購入し、そこに里山と田んぼを作りますただ。

 自然の中に入って自然や生き物たちと一体化して暮らすと、写真が撮れなくなってしもたんだすぅ。いわゆる一つの客観的な視点が持てなくなったんですね。撮影は客観視する行為なので、生態系の中にどっぷり嵌まると撮る気も無くなるし、撮れなくなるんですぅ。

 そこで努力して内と外を出入りする扉の鍵を持つことにしました。この鍵をしっかりもつと辛うじて写真を撮ることができるようになったんだと。こりは客観、分析系のお仕事をする科学者が自然に入って行くときにも必要になります。分析と体感はかなーりことなる精神操作なんすね。

 特に時間のばやいは横と縦でかなーり受け止め方が異なります。物理では時間を空間化して横から眺めます。そして空間同様に微分積分して物理世界を把握します。一方、縦から見る時間は内側から時間の中に入って体感する時間です。時間の線分も実数もあーりまへん。ただただ瞬間瞬間を感じるだけです。ほんの少し前とほんの少し後の把握できる最小時間単位は感覚によって異なり、聴覚で2ms、視覚で47ms、触覚で27msとゆわれてまふ。

 現代はパソコンやスマフォなどの普及で情報に溢れており、AIの発展でますます情報化社会が進展してます。その中で人間自体が情報に縛られ自然から隔てられてまふ。人間の思うようにならない大自然を体感することは自然の中で進化したヒトとしての感性を取り戻すことになるでしょう。たまに扉の鍵を握りしめて自然の内外を行き来する体験が必要となるでしょう。かな?