8月18日(木)自分というのんは二つの節穴から外界を覗いているこの主観以外にはありません。

 午前中雨ときに強し、のち曇り、のち晴れ間。23.7℃~31.1℃、66%。南風やや強し。真夏日

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は27453人で前週より12%の減少、重症者は142人、死亡27人でした。依然として高止まり。

 

 

 脳内現象とは:

 人間の認知活動はすべて脳内で行われていることは、既に広く認知されていると思ふ。仮に脳外で行われているなら、宇宙からの電波や神の意志で操られていることになるからね。でもそー思てる人も結構多そうです。

 物理主義者はすべての現象は物理法則に従って現れ出でると言ひまふ。が、脳内で行われている現象(意識や感情やクオリアなど)が脳内神経ネットや脳内化学物質などでどのように現れ出でるのかの説明は出来ておりまへん。

 ゆえに、脳内現象に関しては、物理主義者はなーんも言えないのですね。でも、あれこれと言いたがります。そもそも主観的意識というのんは、自分の中で閉じているんですから、本来的に独我論しかナインすね。なぜなら他人の脳内は主観的には認知できないんですから。つうっことで主観的意識というのんはこの世界でたった一つしかない、と断言できるんす。そうあなたの意識はあなたの脳内にしかあーりまへん。

 認知できないものは無いも同然という不可知論に立てば(もちろん想像上で認知するものも含みます)、我々が知り得る範囲は脳内機能に限定されます。そしてそれは脳の構造に対応しています。全ての人工物の仕組みは、脳の仕組みを投影したものとなりまふ(唯脳論)。

 自分のちっぽけな脳なんか無くっても、でっかい宇宙は厳然として存在するに違いない!という確信も脳内現象の一部です。いわゆるカントの物自体X(どーしても認知できないが在るに違いないX)ですね。でも分からない(認知できない?)ものを考えてもしょうがないと。だから現実的には、主観世界は一人称の死(自分の死)と共に消滅します。

 世界観はイロエロあれども、人間の歴史は意のままにならない自然からの解放と言えるのかな(特に西欧文明)?・・・野獣を従わせて家畜化し、野生を栽培して作物化し、自然を従わせて人工空間化(都会やビル群)し、ネットに仮想空間を作り、自然物をあらゆるところから排除する脳化社会を実現した。

 これが本来は自然物たる身体を持った人間を、逆に棄損しているのであーる。行き過ぎた脳内適応と言えるでしょう。生物のながーい歴史を見るに、過剰適応した生物は環境の些細な変動で絶滅します。もう少し大自然に接して、人間の意のままにならないことがたくさん在るのをかだらで実感しましょうね♪つうのは養老大先生のミコトノリなんす。そこんとこ養老ピコ♪