8月19日(金)脳は意識をつかさどる臓器である。でもこの臓器移植はできない。

 白っぽい晴れ、稀に曇り。22.7℃~32.5℃、43%。7500歩。いつまで続く真夏日ぞ。

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は27676人で前週より36%の増加、重症者は144人、死亡は28人でした。高止まり続く(千葉からの感染数カウント流入がけっこう有りますた。タハハ)。

 

 ノウと言えない脳:

 ふと思い出して調べて見た。脳梗塞脳卒中認知症になった人は長く生きれないとかいう俗説があったです。それで世界で最も有名な脳卒中既往症の患者であったジルボルトテイラー博士のことをググって見た。

 彼女は1996年に37歳のとき左脳血管の先天的欠陥で脳内出血を起こし、死にそうになったですよ。脳神経科学者だったですから、その時の体験を主観的に分析して脳卒中の主観的体験と回復過程を精密に書き出して「脳卒中の洞察」という本にしました。これは脳科学者が主観的に意識障害の状態について分析した稀有の書です。

 脳の身体感覚をつかさどる部分の一部が壊れると、自分のかだらが水のように溶けだして、世界と一体化し、至福の感覚で満たされるそーです。つーこたー纏まって身体化されて個体を包んでいる感覚が不幸の元なのかな?

 と言ふ感慨はひとまず置いといて、彼女は63歳の現在までちゃんと仕事してました。つーことで統計的な有意差は検定に任せるとして、彼女の場合はこの俗説とは異なって、ぴんぴんしてるということが分かりました。ノウと言えない脳の不思議をこれからも研究してくれることでしょう。ジャンジャン