7月5日(火)個人差はSNP(一塩基多型)だぁ。

 午前中に少し晴れ間あるも概ね曇り、夕方から雨。24.0℃~32.1℃、59%。4300歩。超低速の温帯低気圧(元台風4号?)の影響で今夜から大雨だとか?

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は5302人で前週から111%の増加、重症者は15人、死亡3人でした。増加率がアップしあっという間に5千人台に乗せる。来週は久しぶりにマージャンしようと画策していたがオジャンになった。タハハ

 

 感覚とは:

 これは外界からの脳への入力となりますが、個人差も極めて大きいと言われます。ホントのところは本人にしか分からない主観となりますが、イロエロな感覚器の作動原理から容易に推測されます。

 感覚器官には外界からの光波を検知する網膜や、音波を検知する蝸牛内の有毛細胞でがあります。これらは波を検知します。味覚や嗅覚は化学物質の受容体で検知されパターン認識されます。触覚は物理的刺激を感知する受容細胞により感知され深部感覚と合わせて体性感覚を構成します。受容体や受容細胞、網膜や有毛細胞はたんぱく質により構成されます。

 ようするにこれらの感覚はすべてたんぱく質によりコントロールされます。もちろんタンパク質はDNA上の遺伝情報により細胞内で作られます。人間にはたんぱく質が10万種類ほどありますが、これらは個人により微妙に差があります。それで感覚にも微妙に差が生じるといわれます。この差は薬物耐性などにも影響し、薬の効き方やアルコール感受性にも影響するので大酒飲みや下戸が生まれます。

 成長するにつれこれらの感覚に大脳が関与して、より洗練された知覚を構成しますが、幼児は苦いものは苦い、不味いものは不味いと直接的に反応します。これがよく好き嫌いだと判断されて親から怒られますが、ホントは感覚差異の問題であることが多いのです。

 主観と言うのは本人にしか分からないのですが、感覚器の機序を調べることにより、全ての人間が同じように感じていることはないと理解できるようになります。我々は感覚器により外界をフィルターしていますが、これにより全ての人々は異なる世界を認知しているのだということが分かります。それ故、みんなには同じような世界が見えていると考える人は自己中の我儘であると言えるです。これが根源的なボタンの掛け違いになり、世の中には諍いが絶えないんですぅ。

 もう少しイマジネーションを働かせれば、時も嫋やかに過ぎることでしょうね♪ジャンジャン

 

 ちなみに自然界には100億以上もたんぱく質の種類があると言われます。たんぱく質は20種のアミノ酸の組み合わせですが、原理的には無限です。畳みこまれホールドされた形が機能となり性質となります。これらタンパク質の形の多様性が、生命の多様性を担保していると言っても過言ではありません。自然界ってホーンとに不思議ですねィ。