10月17日(木)人の8割は見た目で成り立ってマース

 秋晴れ。でも雲は多い。16℃〜20℃ととても過ごしやすいですぅ♪逝ったとおもてた白ゴーヤがまた実を3つ4つ付けますた。




 お勉強シリーズ:四角の視覚

 このところ感覚器のお勉強が続いてマスカラ、感覚の王@視覚を外してはお勉強シリーズの資格がなーい。知覚の8割は視覚が使っているとの噂もありますからねィ。

 まず網膜で検知された視覚情報は、膝状体つうとこの神経細胞で空間上の点として認知されまふ。そこから1次視覚野に入力されカスケード状に認知の複雑さを深めます。第一ステップでは点の集合たる線分の傾き毎に興奮する神経細胞がありまふ。第2ステップではその線分を組み合わせた四角や△、丸などの単純図形の認識、第3ステップでは色彩の付与、第4ステップでは単純図形を組み合わせた複雑図形の認識、第5ステップでは顔や手や花など意味ある図形の認識に進みます。これらは全てその形を見ると活性化する神経細胞に対応しています。

 上記は全て猫などを使って、点(光のスポット)や線分、図形を見せて、活性化した細胞をプローブ(針)で調べたものです。しかし偶々脳手術前の検査で人の脳部位の機能を調べたところ、ある特定の人物だけに反応する細胞が見つかりました。この時はジュリアロバーツのイロエロな写真を見せたらそのすべてに反応しました。剰えJulia Roberts と字を見せただけでも反応するのです。この世界で知っている人の全てに対応する神経細胞があるのでしょうか?不思議です。でも神経細胞は1000億個もあるからな。

 このように、視覚情報処理は単純な図形に反応する神経細胞を集束し、徐々に複雑な図形にだけ反応する高次な神経細胞に至る階層構造をしていることがわかりますただ。しかしこの階層は1方向ではなく、必ず上位から下位へのフードバックを伴うことが分かりました。このフィードバックを抑止すると、図形の認識自体が阻害されるとか。


 すかす一番不可思議なのは、このような図形や顔、または各概念に対応する神経細胞があるとして、その神経細胞の活動を観察しているのは何なのかっ?つうことでやんすねぇ。小さな意識の小人が脳内を動き回って各神経細胞を観察しているのか?意識と無意識の狭間には何があるのか?まだまだ謎は深い闇の中なのれすぅ。ジャン