10月16日(水)超大型台風が列島の南岸をかすめた日に、味な事言ふ

 強烈台風に襲われ各地で大混乱。大島では高密度洪水流が発生して犠牲者多数が出たもよう。一晩に800mm以上の降雨!窪地が周りの10倍の面積から雨を集めるとすると8mの高さに達する雨量だす。前代未聞。

 つうことで雨のち午後から晴れ間。16℃〜25℃。暴風のち強風。ベランダのゴーヤ棚を30度くらいに傾けて両端を麻ひもでポールに縛りつけておいたら、片方の紐が切れていた。でもゴーヤの蔓が最後まで頑張ってポールにへばりついていた。危ないところだった。






 この世界に象(かたち)として現れる事物を現象と言ふ。その現象の奥には実体があります。そのまた実体の奥に本質が潜んでいると。これをビーテレで例えるとする。我々が見ている画面が現象で、その実体は液晶で、その本質は物性であーる。しかして物性とは何か?そりは物の持つイロエロ(熱的、電磁気的、光学的、機械的・・・)な性質のことであーる。ワカタ? なぬ!分からんだとぉ。それでイイーのだ♪そいでイイーのだ♪それこそまさしく無知の知であーる。(玉虫の哲学入門より)






 偶には味なことを言ってみよう:

 味覚には甘味、旨味、塩味と酸味、苦味の五種類がありまふ。他にも脂味やアルコール味などもありそ。辛味、渋味、冷熱味などは物理刺激に属するのかも、硬さ/柔らかさと言った食感も味に影響しますねィ。前3者は炭水化物(甘味)、タンパク質(旨味)、ミネラル(塩味)の基本栄養素に対応しまふが、後2者は未成熟な果実や腐敗したもの(酸味)、毒物(苦味)など警告信号に対応していたと考えれまふ。ビタミンは特に味には関係しない隠れた栄養素です。


 後2者も脳内味複合体として今では欠かせないものになっとりもす。でも甘ちゃんな赤ちゃんはダメですねぇ。彼らは母乳の成分に引き付けられるように本能しますから、苦味や酸味は嫌いまふ。「ブーブー、ペッペ」と吐き出してしまいまふ。すかす歳古毎に苦味受容体は衰えて、大人になる頃には苦いビールやピーマン、たらの芽などが好物になりまふ。鈍さが世界を拡げると言ふ裏腹の例でせうか?


 味覚は特に嗅覚や視覚・聴覚との相乗効果が高いとゆわれてマスカラ、美しい盛り付けとまったりとした音楽で美味しさは倍返し。また単純近接効果もありまふから、幼少より常に旨い物に接しさせると味覚も磨かれるとか♪嗅覚とのミックスで甘味を倍増させようとの研究もあり、糖尿病患者のQOL改善の為、香りを使って糖分の少ないスウィーツが作られる日が近いかも。オーイエス!


 

 苦味や酸味つう、ややネガティブな味が味覚を豊かにするってえのも人間らしくてエエですねぇ。動物は苦いものなどぜってー食べませんぜィ! ホント?