2月24日(月)振替の日。クオリア(見え方)は種ごとでも違います。

 花粉公害による白っぽい晴れ。5℃~15℃、33%。

 不要不急な外出を控えていたら、花粉症による目のかゆみと鼻水が少し治まった。ウッシッシ

 

 世界はどう見えているのか:

 ユクスキュルの環世界論によると、あらゆる生物はそれぞれ見える世界が違い、それぞれの環世界を持っているという。例えばマダニは嗅覚と温覚が極端に発達していて、臭いだけで目標を識別し、温覚だけで位置を同定すると言ふ。マダニの世界は嗅覚と温覚だけで出来てます。

 コウモリの世界は超音波の反射でできているし、ミツバチの世界は紫外線でできてまふ。ミミズは味と触覚だけの世界でモグラは嗅覚と触覚の世界。面白いのはナイル川には電界で周囲の状況を感じれる電気ナマズがいるそーだ。渡り鳥の一種は磁界を感じれるなんて説もありまひた。条件が許し、しかもそれが生存に必要なら放射能を感知する生き物だっているかも知れんですぅ。

 生物って、それだけ柔軟に進化の道筋を辿ってきたんだすぅ。いたずらに何十億年を過ごしてきたわけではごぜーません。ども。

 それで人間様はどーかって言うと、五感それぞれが非常に狭い範囲に限定されてます。電磁波だって可視光線という狭い周波数帯だけで、それ以外は感じもしません。音波も非常に制限された周波数帯だけを認識可能で、しかも年取るとそれも狭まってきます。他の感覚も受容体によりかなーり制限されてんですね。

 日常生活では世界の全てを認識しているように錯覚して暮らしてますが、ホントは広く深い世界のほんの少ししか認識できていないんです。そーゆー事実を認識しているだけで、人間様はもう少し謙虚に生きて行けるんではないだらうか?ども。(現象学的世界の現れ(志向性?)について、感覚器の制約だけを述べてみますただ。)この項続くかも。