10月29日(月)秋晴れのツーリング、紙の月が蒼穹に張り付いてた。

 快晴!12℃〜22℃、47%。




 目とは:8割は視覚?

 目は口ほどにものを言い!つう諺もありまふが、目ほど周囲の環境を瞬時にとらえる感覚器はナインですぅ。目の誕生には進化上の疑問はありますが、カンブリア紀に海が澄んできたときに発生したようでがす。同時に見かけ上の形も多様化して、イロエロなおもすろい生き物が誕生し、カンブリア爆発などと呼ばれています。

 生き物には、体感・触覚で環境を認知するものや、聴覚、嗅覚で世界をとらまえるものが多いですぅ。犬なんかは人間の1万倍も嗅覚が鋭いと言いますから、30分前に通った敵やメスの臭いが分かります。それでトレースもできたりします。つまり時間差で世界を認識できるんですぅ。視力主体で生きてると、当然考え方も刹那的になって、「今ここ」を重視した生き方になりまふ。ま、イイことかワルイことかは両面あると思いまするが、人間のこういう特徴は覚えておいてもエエでしょう。

 特に色彩なんてのは、あるものを(木の実なんか)を瞬時に見つけるのに役立ちます。色覚が無くて、形だけから赤い実を見つけるのはかなーり困難だと思いませんか?例えば、新聞紙一面に「え」が印刷されてて、一文字だけ「う」に変わってても、見つけるのは時間が掛かります。すかす、その「う」が赤かったら、一瞥で見分けられますよね。このように感覚器の進化は、べらぼーに環境の認識力を向上させるんですぅ。

 だから、電気を感じたり、磁気を感じたりする生物もいますし、紫外線や超音波を感じれるのもおります。それぞれの生物が認識している環世界も当然人間のものとは全く違います。それぞれの生物の見え方で世界を感じてみたいものですね♪。。。でもこれも主観の檻の中ですから、想像すらできません。ザンネン

 イロエロな環境に沿って進化した感覚器も、使わなくなると退化してしまいます。生物はムダな機能を保持しません。いや、盲腸みたいに痕跡として残ってるのはありますが。感覚細胞の働きを調べると、刺激がくると抑制され(休む)、刺激が無いと活性化されるという、脱分極化という機序で電気パルスを伝えるようでがす。例えば、目のばやいは光があると視覚細胞は休んで、光が無い時は視覚細胞が活性化されてると。だから暗いところに住んでるのは、視覚細胞が疲れちまって退化するって説もあります。

 盲目の人は光受容野が使われなくて機能してませんから、他の能力(音楽とか記憶とか数学とか)がその部分を使って、特異的に伸びることもあるようです。幼児から将棋とか絵画とか音楽とかに親しませる天才教育がありますが、脳はバランスの問題ですから、他の能力が劣るということは考えられますね。やはりこれも裏腹なので注意が必要でしょう。

 SAVANTの人は記憶や絵画、音楽などに物凄い能力を発揮しますが、社会生活の能力はあまり高くないとか。スペシャリストがいいのか、ジェネラリストがいいのかは、人生イロエロといったところでしょう。でも、生まれつきのアンバランスは、それをその人の人格・個性だとして受け入れることが、社会に最も望まれる姿勢です。そこんとこヨロピク