2月25日(火)霞始たなびく。嫌なものから逃げてはいかーん!

 朝のうち晴れのち曇り、夜弱雨。6℃~14℃、41%。公害杉花粉非常に多い。

 

 失敗の研究:

 日本は特にこの分野では遅れています。失敗を忌避し、ダメなもの嫌なものとして遠ざける文化があったからです。前大戦でも、「1億総懺悔」で終わらせてしまい、なぜこのような大失敗を犯したのかは、(少数の個人を除いては)国としてもアカデミアでもメディアとしても研究されませんでした。そしていつの間にか忘れられ、今では戦争自体を正当化する者さえ現れております。ああ、まさに百年河清を俟つですね。

 単に戦史研究家だけではなくして、社会学政治学、経済学から法学、心理学、倫理学、外交、地政学などなど学際的な総合研究として纏め、もって後世に資することなくうやむや曖昧にしたのは何処の国の習いぞや?どこかのドイツはこういうことをきっちりやってるんですね。失敗はしない方がいいけど、それを恐れて完全主義になり身動きが取れなくなったり、忌避して正面から見つめなくなると、何度でもそれを繰り返すという特性は確かにあります。日本は大きな歴史的チャンスを逸したと言えるでしょう。

 でも、今からだって遅くはない、気が付いた時がベストなチャンスと思えれば、過去の失敗を取り戻すことが可能です。ま、喉元過ぎれば熱さ忘れるノー天気(楽天的?)な国民性では、無理だと思いますが。ザンネン 

 新コロナヴァイラスへの稚拙な対応(対象の軽視、願望に基づいた対応、戦力逐次投入、情報軽視、情報隠ぺいや改ざん、などなど)を見ていて浮かんだ感想です。どもども。