4月8日(金)花祭り。分化しすぎた弊害とは。

 白っぽい快晴!9.7℃~21.7℃、28%。5300歩。水温み大分暖かくなりまひた♪

 今日のKOVID状況:都の新規感染者数は8112人と前週に比べて1.6%の増加、重症者数は30人、死亡9人でした。依然として高め膠着状態です。

 

 人間の限界とは:

 全知全能の神ならぬ人間は、すべてを認識できるわけではありません。意識の志向性により普通は一時に一つしか認識できません。世界に遍在するゴマンとある事象の大半は、認識の範囲外に零れ落ちてしまうんすね。

 細かく見ようと欲すれば大局が見えず、大局を見ようと欲すれば細部が見えないと。顕微鏡でミクロの世界を神作はでけますが、それ以外の世界はまったく視野の外に外れてしまいます。

 この特質はあらゆる分野に及んで、専門家として細部を深く探索すれば全体が見えず、総合的に統一して見ようと欲すれば細部は見えません。特に近年は、あらゆる分野が細分化してきました。科学の「科」とは分化した一つ一つのことで、科学には元々細分化することが組み込まれているわけです。

 それであらゆる分野で専門と総合の矛盾解消が叫ばれております。専門家は深い知識を有するが視野が狭い。総合職は広く総合的に見渡すが知見が浅いと。深浅、広狭の相克が埋まらないわけですね。この矛盾を一人の人間で解消することは原理的に無理なので、ここはひとつコ・オペレーションするしかナインですぅ。専門医と総合医、専門職と総合職の協業がとても大切になってくるんですぅ。

 それにはお互いのリスペクトが欠かせません。お互いの良さを伸ばし、欠点を補い合う態度が必要でしょう。とか机上で理想論を述べてもなんか空しいのは、今のところこれが成功した事例が極めて少ないんだすぅ。むしろお互いを貶し合う方が多くないですか?ザンネン