3月22日(火)雀始巣(スズメが巣作りを始める頃)。縮退した世界とは。

 寒雨ときに霙に変わり、夕方上がる。9.9℃→1.8℃、93%。真冬の極寒に逆戻り。ブルブル

 今日のコヴィッド状況:都の新規感染者数は3533人で前週から55%の減少、重症者は45人、死亡4人でした。なんか減りすぎだけど3連休の影響で検査数が足りないのかな?

 

 自然と人工とは:

 自然は制御できないもの、人工は制御できるものという分類もある。そーいう意味では自分の身体は自分の意のままにならないから自然物だということもできます。勿論ウィルスも意のままにならないから自然物ですね。

 脳で考えて、脳が意味を持たせたものは、全て人工物と言えるのかも知れません。都市や建物は自然を毀して人間が使いやすいように改変したものですから、もちろん人工物ですね。自分の分かりやすいものに囲まれて暮らしていると、自分ではどーしようのないもの(自然?)が扱えなくなります。

 そのようにして人間世界は次第に自然から離れていき、脳化社会に近づいていきます。極端には情報人間、コンピュータ人間になって自然からは完全に切り離されて脳内だけで生きるようになります。情報処理は得意になっても多様な世界を表現し書いたり描いたり記録したりする情報化が出来なくなります。自然との接点が次第に少なくなるからです。

 そして脳だけでも生きていけるというマトリクス幻想が出てきます。そして脳が浸っている物、TVやPC,スマフォだけが現実になります。脳は常に浸っている物を現実とする傾向があります。お金だけが現実だとか学校だけが現実だとか都市だけが現実だとか。11次元の研究に30年も浸っていると、11次元を現実として感じるようなこともありまふ。ホンマデッカ?

 脳内に世界を狭め縮退して生きているのが脳化人間です。脳化人間が作るのが脳化社会です。自然から切り離されているので世界は半分以下に縮退しております。而してその特徴は、都市>自然、理屈>感覚、意識>身体となって見えないもの、分からないもの、コントロールできないものに対しては手も足も出なくなります。

 つーことで、現代人は都会暮らしと田舎暮らしを往復する参勤交代を復活させよーではないか?と養老さんは提案しちょりもす。コロナ禍でオンラインが多少普及の傾向が見られる時は今、天が下知る彌生かな♪

 さーて少し暖かくなったらフィトンチッドの溢れている森や野山を徘徊しに行こうかな♪