11月4日(木)案ずるより産むがやすし。

 薄い筋雲の晴れ、夕方曇り。11.6℃~20.3℃、35%。6700歩。木々更に色づく♪

 

 羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹くとは:

 熱いスープで舌を火傷した者は冷たい料理でもふーふー吹いて冷まそうとする例えですぅ。これは色々な面でよく見られる現象です。人は手痛い失敗をすると、それがトラウマになって、なかなか次の挑戦に向かえないものです。できるなら成功体験を積み重ねた方が、積極的な行動を誘発するでしょう。

 すかす成功体験に固執しても、新たな環境の変化に対応できないという難点もあります。成功も失敗もそれに固執すると良くないということですね。ひろゆきが今の若者を例えて「紐に繋がれた象」と言ってます。小さい頃に丈夫な鎖に繋がれた小象は、いくら暴れても鎖はきれません。そして鎖に抵抗するのを諦めたころに(ほんとうはすぐに切れる)細い紐に変えても繋がれたままで敢えてそれを切って逃げ出そうとはしなくなるそーです。

 今の若者は空気や同調圧力に縛られて、とても素直にルールを順守するように教育されました。本当は色々な理不尽な校則や社会の規則に逆らってもいいのに、端から諦めてしまいます。これは小象の条件反射と同じではあるまいか?と。どーせ選挙に投票しても何も変わらないとか、一時はシールズのような政治行動に参加しても社会は変わらないと諦めて、ほんとは切れる紐に繋がれたままになると。

 「まずは小さな行動から、まずは些細な不服従から、まずは社会の掟に逆らって働かないで暮らしてみよー!」とか扇動してましたが、正解のあるマークシートに馴らされた若者は、正解の見えない課題に直面した時はじっと黙ってうつむいてやり過ごすと。そして敢えて次善の策に賭けてみるとかをやりません。これが若者の投票率が伸びない原因ではないかと、たつるくんも言ってました。でも、やってみると意外と簡単に突破できたという経験は誰にでもあるでしょう。すなわち案ずるより産むがやすしかな?ジャンジャン