11月1日(月)早や霜月なり。あんまり貯め過ぎると便秘になるんよ。

 曇り時々晴れ。12.4℃~21.4℃、63%。10300歩。昼間は少し汗をかいた。

 昔は東京でもよく霜柱ができたものですが、最近はとんと見かけませんねぇ。やはしCO2による温暖化かな?いやいや、それは単なるヒートアイランド(都市温暖化)現象ですぅ。

 

 豊穣の刈り込みとは:

 秋の実りの収穫のことではありません。ものごとはまずできるだけ増大させて、その後それを削って刈り込むと上手くいくという経験則を指します。ドキュメンタリー番組でもロケに行ってできるだけ多くの尺を収録してきて、それを編集で刈り込んで作品に仕上げます。最初の尺が少ないと、いい作品が生まれません。

 小説にもそんなところがあるという人がいた。まずは思いのたけをどんどん書いていって、後で大胆に削るといいものができるんだと。全部をつぎ込んだいっぱいいっぱいの作品は、余裕がなくなって駄作になるという。書いたけど作品には現れない削った部分が余韻として、いい味をだすんだと。ホンマデッカ?

 脳の発達においても、この現象が見られるのは興味深いことです。新生児の脳はまずシナプス結合を精一杯増やして、後でそれを刈り込んで最適化するという。これは後の発達段階においても真実で、何かの動作(言葉や運動能力)を習得するときは、まずその部位のシナプス結合を増やして、しかる後にいらない部分を削っていくと、動作は洗練されるそうだ。これは大人になっても同様で(ただし規模は幼児ほど大きくはない)シナプスをまず増やしてから削り込むというのは同じだという。

 と見てくると、こういう洗練の機序はけっこう普遍的だと思いませんか?儲けたものは溜め込まないで、さっさと使っちゃいましょうね。そーすれば経済は回ります。企業が社内留保金を積み上げたり、成金が小金を貯めこんだりするのは国家の害悪ですぅ。そこんとこよろぴく。どもどもどんも。