10月19日(火)生と死の狭間にて。

 概ね曇り、朝夕微雨。11.5℃~15.4℃、63%。一段と冷え込む。わずか4日前は最高気温が25℃を超えてましたからさぶさひとしお!

 

 老年学(gerontology)とは:

 米国を中心に近年急速に発達した加齢に関する研究です。大昔は秦の始皇帝が不老不死の薬を求めて全世界に探索者を派遣したというから、文化が爛熟すると不老不死に向かうのかな?

 その成果が近年続々と発表されちょりもすが、不死のほうは当然不可能です(大金持ちが自分を冷凍保存して遠い未来の医学的再生に賭けるとか、意識をコンピュータに移して生き続けるとかの際物はありますが)。加齢もそれを遅らせるくらいの成果ですが、それでも健康寿命を延ばして「ぴんぴんころり」を志向するくらいの希望がでてきますたよっと。

 「一般に腹八分目に医者いらず」とか言いますが、これは医学的にも証明されていて、カロリー制限をするとサーチュインという長寿遺伝子が活性化して寿命が伸びるといいます。すかす、あまりダイエットしすぎると逆に寿命を縮めるという研究もあるから、年取ったときはBMIが25~27くらいの小太りじいさんがエエらすいのだ。要するにバランスが大切で、何事もやりすぎはいけません。

 近年栄養学分野ではNADというヌクレオチド低分子生体物質)が老化を遅らせることが分かってきて、これはブロッコリーや母乳に多く含まれるというMNMという物質を摂ると体内で合成されます。現在イロエロな条件で治験中なので、その内に若返りサプリとして売り出されるかもね?・・・かだらの若返りも大切だとは思いますが、それよりも老齢者が生きがいを持って暮らせる社会や高齢者のQOL(生活の質?)の方が重要かもね?ハレハレ