9月14日(火)ごまめの地団駄。因果を含める。

 概ね曇り、ときおりぽつぽつ。21.7℃~25.7℃、69%。彼岸花や萩の花が目につく季節。珍しくギンヤンマを視認する。

 語る内容と、誰が語るか、とでどちらが大切なのか?これには意見がイロエロとあろーかと存じまするが、前者は理想に走る若者、後者が大切だというのは経験豊かな者でしょう。発言する内容は発する者が信ならざれば、コロコロ変わります。人は信用が一番ですぅ。ども。

 

 因果と相関:

 因果関係は時間的な後先がありますが、相関は必ずしも時間的な関係を持ちません。事物の関わり合いは相関の方が多いと言えるでしょう。

 ものの見方にも勿論方向性がありますが、それは人間の恣意的な思いの為せるわざです。一例として「運ぶのか?運ばされるか?」を取り上げて見ましょう。

 「人間は(生物は)遺伝子を運ぶ乗り物であーる!」という意見が流行ったことがあります。良い遺伝子を先代から受け継いで後代に受け渡す乗り物が生物なんであーる。という見解ですね。これは一理ありまふ。我儘な遺伝子が乗り物を操って、人間にイロエロな行動を創起させるんだと。

 一方、「生物というのは生きて行く環境に適応するための形質(形態や性質)を遺伝子というツール(手段?)を使って後代に伝えるんであーる!」という見解も常識的にはありえます。即ち「ニワトリと卵」的に無意味な主張がぶつかり合います。原因と結果が訴求し合って因果関係が堂々巡りする例ですね。

 生物界にはこういう例がたくさんあって、ときに世情を賑わせます。微生物が昆虫に取り付いてその脳を支配し自分の生殖に有利になるように振る舞わせるとか。シロアリなんてのは3段階の乗り物論で細菌が微生物を操って、微生物がシロアリを操って、生存に有利になるように振る舞わせるとか。

 これの亜流が腸内細菌が人間の脳を操る論ですね。太る人痩せる人、怒りっぽい人おとなしい人、などなど腸内細菌が人間を操っているから腸内フローラを整えましょう♪なんてのが近年姦しいですぅ。

 とは言え、因果とか相関とか言わなくても、すべての事物はネット構造(インドラの網?)でつながっているんですから、「天網恢恢疎にして漏らさず」で、どんな解釈でも成り立ちうるんだすぅ。あとは人間の想像力(創造力?)次第でどんなストーリーでも作り放題!ってなわけで、楽しく過ごすのがいっちばーん♪かな?どもども。